赤橙黄緑青藍紫[せきとうおうりょくせいらんし]

2017-02-27
明日は2月28日。
県民百貨店が閉店を迎えた日から2年が経ちます。

白い百貨店があった桜町3丁目22番地は
新しい街の求心力となるべく
少しずつ前へ前へと進んでいるようです。



夢に出てくる光景があります。
「曲げられない」
「譲れない」
そんな思いを抱いたデパートマンが
自身の信条を、人生を懸けて立ち向かっていた姿。

それは光のプリズムのように
純粋でまっすぐで強くて
とてもとてもきれいだった。

赤橙黄緑青藍紫[せきとうおうりょくせいらんし]

太陽の光が
その性質の違いによって
7つの色に分かれて現れる「虹」

明確な境界線はないけれど
赤と橙は違う色だし
青と藍だって並べてみると全然違う。



新入社員教育で教わる「色相環」は
商品を美しく見せるための基本用語でした。

その後、広告担当になってからは
商品の魅力を伝えるには
「色相環」の順番通りに並べるだけではないのだと学びました。

色にはそれぞれ感情が宿ります。
「どう感じるか」
「どう見せたいか」
パレットを広げてイメージを描いていくのです。

百貨店の販売促進担当として少しだけ経験を積んだ頃
あまり年齢も変わらない優秀な新入社員さん達を前に
緊張しながらそんなお話をしたのが昨日のことのようです。

その彼らが現在、三年坂で、下通で、
熊本の街の顔を創っています。

4月27日(木)のグランドオープンが2ヶ月後に迫った「COCOSA」(ココサ)
http://cocosa.jp/

館長は、皆さんもうご存知の通り、U田哲大さん!
(初参加の熊本城マラソンは、5時間半で完走したそうです!)

白い百貨店が
白い雲になったのならば
そこにいた私たちは
太陽の光の小粒

COCOSAオープンの朝
どんな光のプリズムが街に降り注ぐのか
そこで出会う人達が
どんな色彩を放つのか
ドキドキしながらその日を待っています。



さあ、文具屋さんの在庫一掃セールも後半戦。
こちらはまだまだ、勉強することが尽きません。

純色に白を足したら「明清色」
純色に黒を足したら「暗清色」
そして純色に灰色を足したのが「濁色」

汚い色なんてない。
あるのは色を重ねた「表現力」。
パレットの上で案を練りながら
夢を描いていく毎日です。