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 複合バットに思うこと・・・

2013-05-23
オッス熱血監督です

本日のブログは私の感じている事ですので

皆さんあくまで少年野球チームの監督が

一人で言っている事なのでそれを理解して下さい

もちろんコメント等も入れていただいてもかまいません

お返事もしますので

さて今年度から複合バットが大々的に解禁になりました


複合バットっととは・・・

簡単に言うとビヨンドの事

まあそれ以外にもあるのですが

バットの芯の部分がゴム製になっていて

ボールが潰れるのを抑え飛距離UPに繋がるバットの事です


若干解釈が間違っていたら申し訳ありません


私の結論から言います

少年野球に必要は無いと思っています

理由・・・

一番の理由は

少年野球は基礎的な技術を身につける場

振れる選手を作るのが一番の目的だと思っています


振り切ってミートを身につける

このバットは芯の部分に当たれば凄い破壊力です

振る事よりも当てる事の方が重要になってきます

それが私の懸念するところなんです

みんなまずは高校球児を目指すと思います

高校球児のバットは複合バットですか?

さらにはプロを目指す子もいるでしょう

プロ野球選手は何を使っていますか??

木製バットですよね

木製バットは金属バットよりもミートポイントが狭いです

私もプロ野球選手を目指していました

ですから高校球児の時から木製バットを使用

公式戦はさすがに金属バットを使用しましたが

でもおかげでミート力はかなりつきましたし

大学にいってもすぐに対応できました


そして二つ目の理由は

守備が下手になる

特に外野手

外野手はバットにボールが当たる音で判断します

この球は伸びるのか

それとも芯を外れて失速するのか

ビヨンドだとわかりにく

外野の一歩目が悪くなると思います

それと打球も早くなるので守備を怖がり

腰高になるので低学年ではお勧めできないと思います

体の大きさに格差がある小学生です

大きな体の選手には有利だと思います

みんなが将来に向けてやる野球なので楽しさが教えられるのか…

そう感じます


ただここまで否定してダメなことばかりではないんですよね

ヒットが出やすくなるということ

打つ楽しさは教えられるかもしれません

試合でヒットを打つ=野球が楽しくなる

これにはつながると思います

ただ本当に自分の技術で打ったヒットなのか

それは何とも言えませんけどね


ちなみに現在の少年野球では回数制限もあり

子供たちの肩肘に関してとっても敏感に対応しています

投手は15アウトまで

しかしここまでバッター有利の道具を解禁にして

ピッチャーの肩肘の制限に意味があったのでしょうか?

本末転倒というか

なかなかアウトが取れないチームも出てくると思います

難しいところですよね


そして最後に価格

通常のバットより3倍近くの値段がします

一人が買えばほかの選手もほしくなるでしょう

子供とはそういうものです

素直ですから

明らかに友達が飛ぶバットを持っているなら

自分もほしくなるはず

家計を圧迫します

それじゃなくても少年野球は体力・財力がかかる

そう認識されています

私はその考えを無くしていきたい

誰でも気軽にできる少年野球

垣根の低いチーム作り

保護者も一緒に楽しんで

苦痛を感じさせないような運営

子供の為だからと犠牲にしすぎるのは良くないです

親が苦痛に思って送り出していることに

子供は絶対に感じるはずです

それを無くしていきたいのが私の思いです


今後複合バットを使ってくるチームもあるでしょう

でもそれを言い訳にして負けにはしたくありません

それに勝つ技術も身に着けます

まだまだ今年度解禁になったばかりなので

手探りの状態です

マリナーズもこの先どう対応するか決めていませんが

私の思いは今回書いた内容です


ちなみにマリナーズも複合バットはチームで持っています

ここまで書いておいて説得力がありませんが

使うのは京葉の卒部大会のみです

最後の大会は選手の好きにやらせますので

彼らの要望がビヨンドを使いたいということでしたから購入しました

今後どうしても使うような環境になりましたら

私は個人では買わせません

チームのビヨンドを使わせます

個人で買うには高価すぎる代物だからです


とにかく私の意見は今回のブログで書いた通りです

皆さんはどう思っているんですかね??