主な活動場所
■千葉市中央区
※利用グラウンド
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 記録に残らない三塁打

2023-07-28
オッス熱血監督です

本日全国高校野球千葉県大会が専修大学松戸高校のサヨナラ勝ちで幕を閉じました

今回の大会はマリナーズ七期生最終学年の年
この世代は新宿マリナーズに初の優勝をもたらせた世代
沢山の卒業生が様々な高校で頑張っていました

市立稲毛
千葉工業
千葉商業
千葉西
東海大学市原望洋
土気
八千代松陰

みんなが頑張っている中
私は複雑な思いで今大会を見ていました
みんなが活躍すればするほど
「うらやましいな~」って気持ちが強くなっちゃって・・・
テレビに映ったり
新聞の記事になっていたり
嬉しい気持ちの片隅にちょっとしたモヤモヤが・・・
嫁さんにこの話をしたら「あんた人間小っちゃいね~」と小馬鹿にされましたが

ずっと野球をやってきた人間にとって
夏の大会は特別な物なんです
私は以前書いたかも知れませんが
三年最後の夏の大会寸前にヘルニアを発症してしまい
満足なプレーができない状態で強行出場した苦い記憶なのですが・・・
あの時監督に
「自分の代わりに後輩を使って下さい」と直訴をしたのですが
「主将として最後まで頑張れ、お前無しでは考えられない」と言ってくれた言葉
今でも忘れていませんし、起用してくれたことに感謝しています
腰の痛みに耐えられず先頭打者のサードゴロ暴投しましたけどね(笑)
そして最後のバッターでした
と、ちょっと話はそれましたが

ずっと息子の野球を見てきて
あの場所で頑張っている姿を見てみたかったと言うのが私の気持ちです

頑張っている姿・・・
ただその姿は一ヶ月ぐらい前にさかのぼりますが
引退試合という形で見ることができました

息子が所属していた野球部は部員数が100人以上
3年生だけでも60人近くいたところでした
最後までA選抜で頑張っていましたがベンチ入りにはかなわず・・・
厳しいことを言えば21番目も100番目もベンチに入らなければ一緒です
2年半の成果はあったかも知れませんが結果は残念ながらでませんでした

引退試合も本当は乗り気じゃ無かったのですが
(だって引退認めたくなかったから)
本当に最後なので応援にいきました
引退試合は背番号をつけ後輩達が声出し応援をしてくれて
まるで公式戦のように行われます
相手チームの千葉明徳も同様です
凄かったのが相手の千葉明徳のピッチャー
最後まで投げきっていました(13回だったかな)
なんせ一人一打席立たないといけないから

そんな中息子は1番レフトで出場
「あらスタメン」って思ったのですが
1打席の引退試合・・・
結果は三振
あっという間の出来事でした
そして3回守って交代

なんとも言えない気持ちで迎えた最後の回
ネクストに息子の姿が
一人ずつ通しで打順だったため1番打者の息子にもう一度チャンスが
結果は・・・
右中間を破る三塁打
あんなガッツポーズをみせる息子を初めて見たかもしれません
ちょっと涙腺熱くなりました

彼は一度も公式戦に出られなかったので
高校野球での記録はありません
でも私にとって記憶に残る三塁打でした

小さいときから彼の野球を見てきて
一番のファンだったのかも知れません
球審の判定に納得いかなくてマウンドから降りて睨み付ける
はたまたロジンを投げつける
そんな選手今います?
面白いですよね(笑)
指導はしなければいけないのですが・・・
最近そこまで喜怒哀楽を見せる選手いないので

ファンだからいつまでも続けて欲しい
そして応援したい
大学野球は高校野球と違って別の楽しみがあります
ただやるのは本人なので意思を尊重しなければいけないですよね

私の大好きな選手が引退するのは本当に寂しいです
ただこれだけは伝えたい
「約12年間君の野球を見てこれて幸せでした。ありがとう。」
「ホントウハモウスコシツヅケテクレヨ」


さあ新宿マリナーズは明日から二泊三日の夏合宿です
マリナーズの合宿は昭和の合宿
振って、振って、振りまくります
そして恒例の6年生ノック