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池袋スポーツセンター

 東洋医学と武道

2016-09-27
マッサージと按摩の大きな違いをご存知だろうか?
ただ、東洋と西洋の治療という違いだけでなく、治療の目標が違う。

マッサージ:求心的 末梢(手足)から体幹(つまり心臓)へ
按摩:遠心的 体幹(主にへその下)から末梢(手足)へ

マッサージのほうは、わかりやすいと思う。
血液を心臓へ戻すことで、全体の血液の流れを良くすることを目的している。

按摩については、まず、東洋医学の考えを説明すると、つぼ 経穴は、へそ 5分下の
水分という経穴から始まる。
そこから、手足へ經絡というものが拡がる。
経絡というのは、血管が血液の通り道に対して、経絡は気の通り道。
つまり、東洋では、血より気というものを重視し、気の流れをよくすることを大事にする。
そのため、按摩では、遠心方向、つまり、体幹から手足への気の流れをよくするように治療を行う。
武道においても、準備体操から、おなか、臍下丹田から外へ向かって技を掛ける。
特に、合気道の呼吸投げ、呼吸法は、東洋医学の考えに通じるものがあるのではないだろうか?