究極の一本足を

今日のニュースで、王選手を育てた荒川博氏が亡くなったことを受けて、一言。
王選手に、一本足打法を取り組んだのは、なんと合気道からだったことをみなさんご存知でしょうか。
若い頃の王選手は、バランスを崩すくせがあり、それを解消するのに、一本足打法を勧めたそうだ。
普通、一本足のほうが、不安定に思えるだろうが、武道も、野球も、ただ立っているのではない、相手やボールなど動くものを相手にするのに、ボールや相手を自分の中心に取り入れ、跳ね返すことをしなければならないことに対して、二本足より、一本足のほうが、効率がいいのだ。
特に、王選手は、現役時代、気の研究会の藤平光一先生と、深い関係をお持ちで、合気道から精神統一を取り入れたそうである。
一本足で、バランスを整えるには、集中力と膝腰の屈伸運動が必要である。
私なりの訓練法としては、片足で素振りしたり、片足ケンケンで、素振りをしたりする。
しかも、なるべく重い木刀で。
姿勢作りには、いいトレーニングになり、普段の稽古に活かせると思う。
是非、やってみてください。