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 7・・・何がトランペットの音を作り出しているか、方法

2013-07-12
検索していたら・・・脱帽です。
答えは、そこにありました。

http://artist.musicinfo.co.jp/~tkgksts/youtube_lesson.html
から抜粋しています。


http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=DIRWgYWnLOc#at=12
■エアー、フルサウンドに関して
2:08 「何がトランペットの音を作り出していますか?」 (観客:「エアー」) 「そう、エアー。」
「ではエアーは何をしていますか?」 (観客:「振動している」「動いている」) 「そう、振動し、動いている。シンプルなことですよね?しかしバズィングの概念は、初心者の音を作ってしまうことがあります。もちろん私自身もバズィングを教えられたし、それは自分で解決することができるけれど。」
「もし素晴らしい豊かな(full sound)太い(fat sound)音を始めの段階から得られれば、正しい道を進むことができます。」

■自然原理に従う
4:15 「力み(tension)なしにエネルギーを生み出したいわけです。それは自然原理に従えばいいのです。我々は必要な力はすでに持っています。」…略…「筋肉のこと、舌の位置、アパチュアのサイズに対する息の量…そういうようなことに行き着くことはできるけれども、基本的には我々は感覚で学ぶんですよね?」

註:決して感覚で全て解決できるという考えではなく、あくまで"原則的には"感覚だ、そして自然原理に従うことが重要だ、ということでしょう。ヴィズッティは彼の教本の中で舌の形やアパチュアなどについても論じています。

■安定した息
5:24 「もしこういうふうにトランペットを吹けば… <実演:唇を自然に閉じて息を出す> 安定した息(steady,steady,steady,steady)、均一な息(even,even,even)。そうすれば結果は出ます…」 <実演:マウスピースに息を流しながら(バズ音は出ていない)、マウスピースを楽器に差し込む。すると、豊かな音が出る。再びそのままマウスピースをはずすが、バズ音は出ていない>

註:これはあくまで唇の振動を否定するものではなく、リラックスした安定した息の重要性を説いたものと見るべきでしょう。彼は彼自身の教本「ハイノート」の中で、バズィングについて、「もちろん唇は振動し、それは音の発生に不可欠なこと(an integral part of tone production)」と述べています。その上で「古いバズィングの練習は初心者のつまった音を作り出す」と言及しています。つまり、唇に必要以上のテンションはいらず、安定した息が流れることによってマウスピースや楽器の抵抗に応じて唇は自然に振動する、ということではないでしょうか。

■リラックス
5:57 「もしリップスラーやアルペジオを吹いている時に力み(a lot of tension)を感じたら、実際もっとリラックスできるはずです。トランペットの本はたくさんありますよね、唇の両端でリップスラーをするとか…そういう力み(tension)を作ってしまうようにフォーカスされた類のものもあります。…略… 癖というのは染み付くものです。例えば音大生レベルの生徒でも、唇はそのままでマウスピースを唇に当てる、ということがもうできなくなっているような生徒もいます。当てた瞬間唇をギュッと固めてしまう。たとえほっぺたにマウスピースを当てても、唇をギュっと…!かわいそうに!彼がナノテクノロジーか何かの天才であることを願います…」

7:13 「リラックスした方法で呼吸をして演奏するという全体的な考え方は、常に頭に置いておくべき素晴らしい考え方です。」