薬膳について

2014-10-31
みなさん こんにちは


しばらく筆が止まっていました。


8月にスリランカ出張~日本出張~洛陽と、あわただしく動いていたので、ついつい。


習い事は何でも、継続が大切です。それから、スタートダッシュ。

何かの習い事を始めたら、その習い事に対するリズムを身に着ける為に、懸命に勉強・鍛錬・内省が必要です。



だんだん慣れますから・・・・・と言うパターンの場合は上達まで時間が掛かります。過度な練習にならない程度の一所懸命さが必要です。
だんだん慣れてきたので、これから頑張るぞー と言う人はここからがスタートと思ってヒタムキに頑張りましょう。

先日の浦西教室後、
「先生、うちも間口を広げる為に薬膳を取り入れましょう」
と言われたので

「カレー喰っとけばいいです」と答えたらデコピンされました。

無礼者!!


まあ、カレーと言ったのは別に問題無いのです。漢方薬に使用される各種の薬草がカレーには「ハーブ」として使われていますので。

さてと、薬膳。困ってしまいました。私の趣味は料理ですし、実際、薬膳の知識もあります。ですが、「オシャレ」な薬膳ではないです。
師父と師娘がお医者さんですので、洛陽での修業時代に食事の中にたまに薬効成分の入った食事や摂取のリズムがありましたが、それでも「薬膳だー」と言う風に作ったり気にかけた事が無いのです。

基本は季節に合った食材、次に現在の体調、現在の気候条件、そこからメインとなる食材を選び、薬効のある補助食材を組み合わせる。

確かに、体調管理においてはこの知識があると無いとではだいぶん違いが出ます。
例えば、ダイエットにしても、単純に食事の量を減らすだけでなく、その人の体質や環境に合わせると効果が高くなります。

いわゆるアンチエイジングですが、武術の範疇に括られる身体運動は相当な効果が期待できます。
  ・全身運動である
  ・意識を持って動くので、所作の緩慢さを取り去る
  ・抗ストレス(恐怖を克服する)・抗プレッシャー(鍛錬による忍耐)
  ・概ね有酸素運動に繋がる
以上の過程を通して、フェイスアップやバストアップ、老廃物を効率良く排泄し、血行の循環を・・・・・と言う具合です。武術的運動を通じて細胞がそれに合わせた運動を始めるのです。

太極拳は他の武術に比べ「老若男女」、身体の弱い人は自分にあった鍛錬から、壮健な人はより強くなる鍛錬へ・・・・と出来る事が一つ目の特徴。
もう一つの特徴が、最初から「養生」「体内調律」を目的に運動法則を作っている事。

体調変化・調律の過程において「運動」「食事」「休息」「排泄(発汗を含む)」は一つも欠かせず、そして連携します。



生徒さんの指摘を受け、そう言えばそう言う「食の機会」があっても良いかな?と少し考えました。