主な活動場所
信濃小学校体育館

 本日の稽古

2023-11-18
今日は先輩剣士が錬成会参加のため、低学年剣士5名のみの稽古でした。
普段は先輩の号令のもと、体操・素振り・整列・礼をしますが、今日は号令をかけてくれる先輩はいません。
どうしたらいいんだろうと戸惑っていたところ、先生から「号令をかけてみたい人はいるか?間違えてもいいから、まずはやってみる、挑戦することが大事」と声を掛けられると、「はい」と一人の剣士の手が挙がりました。
初めは慣れないことで緊張していたけど、段々と声も大きくなり、立派にみんなを引っ張ってくれていました。


今日は基本動作をみっちり稽古しました。
「面を付けない状態できれいに打てないのなら、面を付けたら尚更きれいに打つことなんてできないよ」。
あえて普段使う竹刀より短い棒を使って、大きく振りかぶること、刃筋正しく振り下ろすこと、手の内を正しく使うことを意識した練習をしました。
「手首は柔らかく」。


次は元立ちの動きと同じ動きをする練習です。
元立ちが前に動いたら自分も前に動く、横に動いたら同じく横に動く、振りかぶったら振りかぶる、面を打ったら面を打つ。
元立ちは何も言わずに、しかも突然動きます。
なので、しっかりと相手を見て、動いたらすぐに自分の体を正しく動かさなければなりません。
「剣道では相手の動きをよく見て、相手によく対応することが必要。相手がこう動いたら自分はこう動こう、と動き方をイメージしておく、考えることが大事」と指導してもらいました。

その延長で、右手を竹刀に見立てた地稽古をしました。
実際に打つと、打った右手も打たれた箇所も痛いので打ったフリでしたが、剣士も楽しそうに、かつ元気いっぱいに稽古していました。
剣士たちの動きを見ていると、
「相手が面を打つ動きをしたら、抜き胴を打とう」
「相手が打ち終わり振り向くところを、間合いを詰めておいて面を打とう」
と考えているんだろうなと思う動きをしていました。
自分が打ちたいから打つのではなく、相手の動きを見て良いタイミングで打つ。
試合なら旗が上がりやすそうないい機会を、低学年ながら感じ取っていたように見えました。

面を付けても今日の稽古のことを忘れずに頑張ってね。