こんにちはo(^▽^)o
美術のつねお先生です。
昨日は陶芸のレッスンでしたね。
年に一度の陶芸カリキュラムは特別カリキュラムで、生徒さまも保護者の皆さまも楽しみにしているレッスンの一つです。
今日のブログは自分のことについて書きます。
僕もとても楽しみにしていました!
学生の頃は自身の絵画制作の他に陶芸を学んでいました。
もっぱら、ろくろで器を作る日々でした。
あの頃は一心不乱に土をこね、ロクロをひいて、土に触れることは自分の生活の一部でもありました。
窯で作り上げた器が綺麗に焼きあがるか、色がしっかりと出るか、不安と期待でいつもワクワクしながら、徹夜で窯番をしながら友人と夢を語りながら楽しい時間を過ごしていた日々でした。
こうやって未だに土に触れられるのは本当にありがたいのです。
こうした過去の経験もあり、
この仕事を通して土に触れること土から心に与える効果を学ぶんだ際に、すごく納得した思いがあります。
思う存分につかみ、ひっかき、叩き、描いたりできる粘土制作は、子どもの抑圧された心や劣等感、接触不全、恐怖、不満など精神的歪みを治癒するためにさかんに取り上げられています。
気に入らなければ形をつぶして、どんどん作り直せる自由さが大人や子供の心をのびのびとさせます。
自然がどんどん貴重になる都会の中で、土に触れて気持ちを解放することは大切な経験です。
土は僕たちの気持ちを全部受け止めてくれます。
当時の僕が学生だった頃、あの抱えていた悩み、誰にも言えないような葛藤は土に触れていたことで昇華していたんだと知った時になんとも言えない幸福感に包まれました。
最近の時代のせいでしょうか。
子供達は土に触れる機会がだんだん減ってきています。
手を汚す機会が減ってきています。
土の感触やぬくもりを少しでも感じてほしい、そういう思いもあり、陶芸レッスンを行いました。
たくさんの笑顔がうまれた日でした。
美術品を作るのでなく、自分が使うもの、工芸品を作ることを目的としているので
いつもみたいな自由さはないレッスンでしたが、作っている時「このお皿に何の料理を載せるかな?」「こんな模様や形のお皿だったら使っている時どうかな?」「このお皿使って食卓に並べて、食卓にはママやパパがいて〜」とストーリーが生まれています。想いが大切です。想いがないとガラクタと同じです。
日常品、ものを作り出す苦労、ものを大事に扱う気持ち、工芸品は使ってこそ様々な価値、学びが見出せます。そしてストーリーが生まれ始めます。
そして一度焼きあがった陶器は数百年、千年以上壊れずに使い続けられます。
物語がずっと紡いで行けるなんてロマンチックですね☺️
焼きあがり、皆様のお手元に戻ってくるまで早くて1ヶ月ほどかかります。
ドキドキワクワク💓お待ちくださいね!
つねお先生より
こんな色の作品が焼きあがります。
織部の釉薬で焼き上げます!
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