研究は団体競技

４月からの新しい卒論生のために、大学院生全員と研究室の作戦会議をしました。院生は自分の研究方針はもちろん、新しいテーマをしっかり考えてきてくれました。

研究室によっては学生の能力に任せて個人プレーによる競争を推奨するところもありますが、私はサッカーのように団体競技として研究室をまとめるタイプです。フォワードやディフェンス、ドリブルやヘディングなど学生の得意なプレーは異なりますが、パスをまわしてまわして最後に誰かがゴールを決め、チーム全体で喜び合う姿が好きです。

研究テーマは自己意識を持たせるため、学生ごとに異なります。ただ、所詮同じ研究室ですからどこかでつながっていて、データを見せ合ったり実験方法を教えあったりすることで研究を発展させていきます。最も期待するのは、違う研究テーマを融合させて新たな研究目標を誕生させることです。

フォワードだって時にはセンタリングを入れるし、ディフェンスだってチャンスが来れば最後のゴールを決めます。パスをまわしてまわして誰がゴールを決めても、みんなで喜び合いましょう。