就職活動と資格取得

普通科の高校の先生は生徒を大学に合格させるのが目標です。高校ごとに「〇〇大学〇名合格！」なんて自慢しますよね。大学の先生は学生を就職させるのが目標です。

「ここはたくさん資格がとれる！」って基準で大学や学部を選んでませんか？
もちろん大学時代にしか取れない小中高の教員免許、医師や薬剤師の受験資格などもあります。でも化学系はそれほど重要ではありません。なぜなら、資格は会社に入ってから、その業務に必要なものを取ればいいのです。「〇〇資格を持ってるから、君、採用！」ってことはまずありません。会社に入ってから勉強を始めても苦労しないように、ちゃんと大学で基礎を教えています。

資格取得を否定しているわけではありません。資格を持つことで専門性に自信が付くし、「大学１年生の時からこの業界を目指していました！」という本気度も伝わります。

就職活動直前になって「履歴書に何も書くことがない（泣）」と嘆いている学生が時々います。簡単なものひとつでも取っておくと自信がつくんですけどね。