主な活動場所
登山  
 春秋冬:首都圏近郊の山 
 夏  :日本アルプス、東北の山

定例会
 月一回 : 文京区内施設

 丹沢主脈縦走

2018-11-05
■実施日:2018年11月3日(土)4日 (日)
■行程:1日目:焼山登山口→焼山→平丸分岐→黍殻非難小屋→姫次→蛭ヶ岳山頂(宿泊:蛭ヶ岳山荘)
2日目:蛭ヶ岳山荘→鬼ヶ岩→丹沢山→塔ノ岳→見晴茶屋→大倉バス停
■天候:1日目曇り、2日目小雨
■参加者:7名
■鶴巻温泉弘法の里の湯
 
今回は日本100名山の丹沢山を始め、丹沢最高峰の蛭ヶ岳等一度に丹沢の主脈を縦走する事と紅葉を満喫する事です。天気は1日目が曇り、2日目は昼頃には雨の予報で天候に不安を抱えてのスタートとなりました。
 
橋本駅に集合し神奈中バスで三ヶ木へ向かい、そこからタクシーに乗り換えて焼山登山口に到着しました。登山口には駐車場や売店はなく、小さな神社、公園、トイレがあるだけ、登山者2人がいた他は人の気配のない静かなところでした。
 
登山口のある標高300mから1000mの焼山まで宮ヶ瀬ダムを眼下に見ながら登山道は一気に登り、次第に息が荒くなると予想外に暖かく、半袖1枚でも暑いくらいでした。道中ヤマビル注意の看板があって、しかも活動期間が11月までと書いてあり、足元にヒルがいないか冷や冷やしながら、ヒルヶ岳に来たことを実感できました。

焼山には細くて弱々しい階段で登る展望台がありましたが立ち入り禁止になっており、眺望を望むことはできませんでした。昼食休憩をした黍殻(きびがら)避難小屋は比較的新しいとても綺麗な小屋でトイレもあって、狭い山小屋よりも快適な空間でした。

ようやく今日の目的地の蛭ヶ岳が紅葉の向こうに現われました。その後気持ちのいい尾根、台風被害の倒木を潜り抜けながらゆっくりと高度を上げて行きましたが同時に雲も広がって、蛭ヶ岳山頂直下の木道を登り切った時には完全に曇り空、雲海だけでも見たいとの思いも叶いませんでした。
 
この時期大人気の蛭ヶ岳山荘は定員80名のところ団体ツアーも含めて150名が宿泊しており1つの布団に2名で寝ることに、空きスペースがあれば食堂でも布団を敷いています。みんな頭と足を互い違いにして寝るという嬉しくはない貴重な体験でした。そんな中、寝酒とヘッドホンのおかげで消灯時間の8時には寝て、翌朝4時まで熟睡してしまいました。ちなみに夕食はカレーと思っていたら、この日はおでんでした。付け合わせのパイナップル、柴漬け、豆、小梅、甘いイカは食べ放題です。‬
 
2日目は昼頃から雨が強くなる予報だったので、朝食を4時半に‪済ませ、まだ真っ暗な5時半に小屋を出発しました。初体験のヘッドランプを付けてのウォークでは徐々に明るくなってくる朝の風景に清々しさを感じることができました。 鬼の角のような‬2つの岩が突き出る鬼ヶ岩を登って丹沢山へ行くと、小雨が降る中、朝早い時間にも関わらず登山者がたくさんいました。

次の塔ノ岳山頂でも眺望はなく、尊仏山荘で昼食をとってからあとはひたすら大倉バス停まで馬鹿尾根を降ります。雨の急な下り坂はと てもスリッピーで気が抜けない時間が長く感じました。

大倉バス停からバスで渋沢駅に向かい、小田急線に乗って鶴巻温泉駅の弘法の里の湯 へ、温泉の2階にある休憩所でIリーダーお勧めのそば粉を使ったピザで乾杯していると‪あっという間に2時間が過ぎて温泉の退場時間となりました。‬
 
この2日間ずっと曇りと雨だったので一度も富士山を拝むことはできませんでしたが、丹沢の気持ちがいい稜線と奥深さ、そして長い整備された登山道に感動でした。また無事に山小屋デビューできたことが嬉しく、いろんな山小屋にも行きたくなりました。
Iリーダー、Sリーダー、同行頂いた皆様ありがとうございました。