主な活動場所
浜松市立積志中学校

 2019.6.29 積志中サッカー部 夏季大会結果 

2019-06-29
3年生にとって最後の公式戦であったが、積志中サッカー部は残念ながら予選敗退した。
予選グループは、浜北北部中、湖東中、八幡中、積志中であった。上位2校が決勝へ上がることができる。今までの公式戦・非公式戦結果からは、浜北北部が頭一つ抜けている印象はあったが、4校ともそれなりの実力校であり、接戦が予想された。

予選初日、第一試合は浜北北部vs湖東で、2-0であった。浜北北部の勝利は順当に思われたが、湖東もかなり強いという印象を受けた。第二試合は八幡vs積志である。積志はこの1年間、公式戦・練習試合を通じ、八幡に対しては勝つことが多かった。そのためこのグループから抜け出すためには、何としても負けられない一戦であった。前半9分先制したのは積志で、これで勢いに乗れるかと思いきや、22分にPKを与えて追いつかれてしまう。その直後さらに追加点、そして25分には再びPKを取られ、悪夢のような5分間で、3-1と返されてしまった。しかし気持ちでは負けず、ロスタイムにコーナーから1点返し、3-2で折り返した。後半2分八幡のコーナーからさらに1点。2点差を追う積志は、ここから猛烈な反撃に転じ押しに押しまくったが、得点はならず時間切れになってしまった。

予選2日目、第一試合は浜北北部vs八幡であった。試合前、浜北北部と八幡の間には少し差があるのではないかと、多くの人が考えていたと思う。しかし試合が始まってみると、八幡は予想外に強かった。積志との試合でも感じていたことだが、この試合でそれは確実になった。あるいは、積志との試合で勢いがついたのかもしれないが。前半は全くの互角、0-0で折り返す。後半半ばに先制したのは浜北北部で、やはり浜北北部かと思っていると、何と八幡が追いつき、さらに試合終了間際に逆転してしまう。2-1で八幡勝利。敵ながらあっぱれと言うほかない。

第二試合は、湖東vs積志である。湖東中は優秀な指揮官を得て、ここ数年強豪と言える範疇に入っている。試合前の評価はほぼ五分五分と言ってよいであろう。試合は予想通り互角で、一進一退であった。どちらも惜しいシーンが何度もあったが、0-0のまま折り返し。しかし後半10分、湖東右サイドのクロスからゴール前混戦となり、積志は痛恨のオウンゴール。1-0となったまま試合終了してしまう。呆然とする積志サイドであったが、まだ終わったわけではなかった。2勝の八幡は決勝進出が決まったが、浜北北部、湖東が1勝1敗、積志が2敗であり、最終戦積志が浜北北部に2点差以上で勝てば、可能性は残されているのだった。

予選3日目。この一週間選手たちは、最後の一戦に望みをかけて必死に調整してきた。紛れもない強豪校である浜北北部に、2点差以上で勝つ。それ以外の場合、引退ということになるのだ。この試合、筆者は仕事で見に行けなかった。本当に残念である。しかし死力を尽くして戦ったことは見なくても判るし、家内からのLineでも伝わってきた。前半1-1で折り返し、後半終了間際に1点追加され敗退したとのことであった。八幡vs湖東は3-2で八幡が勝利。八幡・浜北北部が決勝に上がった。

予選とはいえ、どの試合も見応えがあった。4校とも強く、すべての試合が接戦であり、全力を出し合ったナイスゲームであったと思う。どの学校の選手たちも、よく頑張った。決勝に進めたチーム、予選敗退したチーム、明暗は分かれてしまうが、それが何だというのか。長い人生の中で、短くも貴重な一瞬のきらめき。レギュラーだった者も、ベンチにいた者も、ピッチの音や光、風の匂いを一生忘れまい。

追記(7/22):決勝トーナメント進出20校中、浜北北部が3位、八幡が8位であった。