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 ユニオンがなぜ必要か?個人的に言っておきたいこと。読んでもらえたら嬉しい!

2018-10-11
細かな説明はここでは省きます。稚拙で恐縮ですが、自分のことばで説明してみたいと思います。どうしてストライキを国が認めているのですか?
(国によってストライキを禁止されている職種もあります。)
答えは、従業員は会社に対してあまりにも弱い立場だからです。会社の行使できる権限と比べれば、ほとんどなんの権限も持たないからです。そのため従業員は団結してストライキを行使する権利が認められています。いわばこれは会社とのケンカになるわけですが、国は会社とケンカをする権利を従業員に認めているということです。こんな書き方をすると嫌悪される方も少なくないと思います。しかし資本主義のマクロ目線でみると、この対立というか、緊張関係が非常に重要な役割を担っていたことに気が付きます。ご興味のある方は、ノームチョムスキーの「アメリカンドリームの終わり あるいは、富と権力を集中させる10の原理 」やネットフリックスでノームチョムスキーを検索して、彼のドキュメンタリーを観てみてください。現在のアメリカの格差社会ができた主な要因として、70年代の労働組合の衰退が挙げられています。個人的には労働組合に替わる新しい枠組みが必要だと思っています。正直、労働組合はもう古臭い...しかし今すぐに会社とケンカするとなったら、この枠組みをつかうほか選択の余地はありません。あと最後にひとつ。労働組合があるということは、会社としても一種のプレゼンスになり得ます。つまり労働組合があるというのは、あたかも三権分立の民主主義国家のような、品格を備えた成熟した会社といえます。決して一党独裁ではないわけです。自分を守ってくれるかどうかだけで労働組合をみていると本質を理解できません。