主な活動場所
広州市天河区

 ビリヤードの道具 シャフト

2017-09-11
ビリヤードをプレイする上で必要な道具はキュー(棒)です。初めのうちはビリヤード場のハウスキューを利用し、そのうちマイキューが欲しくなってきます。他のどんな趣味にも言えることですが、上達の有無や自分に合うか否かに関わらず、新しいもの(高価なもの)が欲しくなってくるものです。各メーカーもその人間の心理をくすぐるような新製品をどんどん出してきます。

私が過去に経験したスポーツの中でも、特にゴルフは新製品は勿論のこと、日進月歩の勢いで新しい技術が生まれてきています。ゴルフクラブだけでなくボールの進化が本当に凄いと思います。それだけ競技人口も多く市場も大きいということですが。
ゴルフに比べて地味なビリヤードにも、2000年以降に実は道具の大きな技術革新がありました。ビリヤードキューのシャフトに「ハイテクシャフト」と呼ばれるものが登場しました。通常のシャフト(ノーマルシャフト)は無垢の木を削って作られていますが、ハイテクシャフトは縦に分割した木を貼り合わせたり、シャフトの先端部に木とは違う素材を埋め込んだり(ハイブリッド)、最近ではシャフト自体がカーボン繊維で作られているものまで出てきました。これも各メーカーによって違いがあります。


ではハイテクシャフトとノーマルシャフトの違いは何か?ハイテクシャフトはシャフト自身を硬くして「しなり」を減らすことで、手球のひねりによる「トビ」を減らすことに成功しました。これにより手球の直進時のズレをほぼ見越さなくても良くなります。私が本格的にビリヤードを始めた頃には既にハイテクシャフトが世に出ており、すぐにハイテクシャフト付きのマイキューを購入したため、「トビ」が少なくなったという実感もなく、大袈裟な表現でこの感動をお伝えすることが出来ません。
長くビリヤードをプレイされている方によれば、ハイテクシャフトを初めて使った時の感動は忘れられないとのことです。他には、長くノーマルキューを使用されていて、どれだけ見越しを考えれば良いか身に染み付いている方(ツワモノ)には、逆にまったく合わないという意見もあります。ノーマルシャフトならではの球を撞いた時の心地よい柔らかい打感が得られない、という意見も多数聞かれます。