ビリヤードの道具　ボール

ビリヤードの公式戦で使用される公式球のほとんどが、ベルギーにあるSALUC社が製造販売しているボールだそうです。ビリヤードの経験者なら知っている「ARAMITH」や「BRUNSWICK」というボールはSALUC社のもので、我々が普段使っている1番～15番までのボールの色は、このSULUC社の製品が基準になっています。

そんな中で、最近中国上海の某プラスチック会社製の「CYCLOP」というボールが、アジアを中心にSALUC社の牙城を崩しつつあります。中国や台湾の公式戦はもちろん、日本の公式戦でもこのボールが使われ始めています。今までの見慣れたボールの色に比べてかなり斬新な色使いで、「TV映えする」がこのボールのセールスポイントになっています。見慣れるまでは間違えないように、ボール番号の確認が必要かと思います。

4番と7番の色が全然違います

因みに、その昔はビリヤードのボールは象牙で作られていましたが、象牙に代わる素材としてセルロイドが発明されたそうです。これが合成樹脂、いわゆるプラスチックの始まりだそうです。勉強になりました。