主な活動場所
横浜市栄区
ホームグランド:桂台小学校

 第1回 トライ&エラー

2019-12-11
はじめまして
冨田です。

本ブログの目的は、
『親としてどのように子どもたちと関わると良さそうか?』
といった事を、みなさんと一緒に考えていきたいと思い開設しました。

サッカーが大好きな子供たちのために、
親として、少しでもより良い関りが出来ると良いですよね。

約2週間に1回程度アップしていきます。

第1回目は、JFAが発行している「めざせ!ベストサポーター」から

  『トライ&エラー』

です。




=====全文掲載=====

     トライ&エラー
勝ち負け以外に大切なことがあります。


スポーツにおいては、勝敗がいちばんわかりやすい価値です。

 自分の子どものチームに勝ってほしい、
応援にすっかり熱が入り子どもたち以上に勝てば大喜び、
負ければがっかり、これは自然な姿です。

でも悔しさのあまり、自分のチームに声をかけるばかりでなく、
相手チームに野次や文句を言う大人の姿はまれではありません。
子どもたちもきまりの悪い思いをしているようなことさえ見受けられます。
 
 ある大会で、こんな光景を見かけました。

あるチームが試合にリードしていましたが、
追い上げられ、負けそうになってきました。

コーチが「ボールを外にけり出!」と指示を始めました。
子どもたちは言われたとおりにボールを外にけり出します。

ボールが外に飛び出したら、そのチームの親たちはわざとボールをよけ、
相手チームの子どもに遠くまで取りに行かせて時間を稼ぐという徹底ぶりでした。


 スポーツではベストを尽くすことが大切。
子どもたちには勝ってうれしい、負けてくやしい
という気持ちは大いに持ってほしい。

負けん気をもって、目標をもって、がんばってほしいと思います。
しかし、大人は冷静に、コントロールされた気持ちでいるべきです。

 勝ちはもちろん成功経験につながります。
成功経験は子どもが育つ力となります。
しかし、成功経験は試合での勝利だけからしか得られないものではありません。

いろいろなことから得ることができます。
そして負けて学ぶこともたくさんあるのです。

 サッカーは、ルールは単純ですが、
たくさんの要素がからみあった、複雑なスポーツです。
勝敗には偶然も運もかかわります。

そんなサッカーだからこそ、プロセスや内容が大切になります。

 勝利至上主義になって、手段を選ばず勝とうと思えば、
いろいろなやり方があるかもしれません。

よく、
  「おまえはただけっておけばいい」
  「お前はそこにいればいい」

などといった指示が聞こえてきます。

自分の子どもがボールを持ったときに、ミスが怖くて
「早くけって~!」などと悲鳴のような声をあげるお母さんもいます。

子どもがせっかく日頃練習してきたことを試そうとしているのに、
それはないですよね?

 私たちは、「トライ&エラー」という言葉を使っています。

   まずトライ。

 失敗したら次には成功するように。その積み重ねです。


負けや失敗を恐れるあまり、トライをしない。
これは子どもたちのサッカーには無用です。

 勝ってうれしい、負けてくやしい。
子どもが勝敗をうまく自分の中で消化し処理できるように、
勝ちも負けも、次に向かってポジティブに自分の糧にできるように、
大人はその手助けをしてあげるべきです。

大人のほうがムキになって、
勝敗を適切に受け入れられないようでは困ります。

「勝たないと部員が入らない」
「親がやめさせてしまうので、心ならずも勝ちを重視する考え方をとらざるを得ない」というクラブもあります。


 指導者は、トータルでいろいろ考えて指導をしています。
子どもが最終的に成長することこそが大切なのです。


 ただし、指導者やクラブが勝利至上主義で
勝ち負けだけの尺度でいる場合も残念ながらあります。


 みなさんが考え方をしっかり持って、
ぜひ、そのような指導者やクラブをチェックする機能となってください。

==以上==

★★★★★★★★★★★★★
いかがでしたでしょうか?
これにに絡めて、、、
試合中に、大きな声援で応援するのは大歓迎です!

でも、ちょっとした言葉の使い方で、
プレーしている子供たちや、一緒に応援している方が不快な思いをしてしまうことを見かけます。
公田SCの親がとか、対戦チームの方が、とかでは無いのですが。
ちょっと残念ですよね。


もちろん、応援席からのコーチング(ポジショニングの指示等)は、
禁止されていますので注意してくださいね。


私も過去には、とても乱暴な言葉使いや、ため息などを無意識にしてしまったことがあります。

子供たちが楽しそうにしていなかった事に気づいたり、親御さんが急に私と距離を置きだした事で、自分でもハッと思いました。

言葉ひとつで、チームに力が湧き出したり、逆にシュンとなったり・・・。
言葉って難しいです。

同じ応援するのであれば、チームに活気が出るような声援をしたいですよね。


どんな言葉で応援したらよいと思いますか?
逆に、自分が子どもだったら、どんな声掛けをしてもらったら嬉しいですか?


年度末に向け、公田カップが始まりました。
子供たちにとって力になる声援で応援しましょう♪


JFAキッズリーダー
スポーツメンタルコーチ
キッズコーチ協会 1級コーチ
しつもんメンタルトレーニング インストラクター
公田SC 冨田 兄一郎