主な活動場所
横浜市栄区
ホームグランド:桂台小学校

 第2回 子ども自身の夢

2020-01-04
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

高校サッカー、日大藤沢vs仙台育英 手に汗握る戦いでした。。。。
両チームも一生懸命さが伝わる球際の攻防。いいゲームでした。
日本代表戦もいいですが、これぞザ・ガムシャラです。
結局、PK戦までもつれ込んで負けちゃいましたが。
PKは見ていられませんね。あの失敗出来ないというプレッシャー。
勝敗のあるスポーツって残酷ですが、そこから得るものも多そうです。

さて、今回は「めざせ!ベストサポーター」から子ども自身の夢。です。




=====全文掲載=====
  子ども自身の夢
あなたの夢ではありません。

 自分の子どもに大きな期待をしてしま
うのは誰でも当たり前です。

 また、自分にできなかった夢を託して
しまうようなこともあります。

 自分が苦労したから、自分のように
なってほしくないから、せめて子どもに
は…、といった、子どもを思う気持ちか
らかもしれませんが、それでついつい子
どもにプレッシャーをかけてしまうこと
もあります。


「身代わりアスリート」という言葉が
あります。


 自分が果たせなかった夢を子どもに託
し、過度に期待するあまり、子どもにプ
レッシャーをかけてしまうことを指しま
す。その結果、子どもは親を喜ばせるた
め、親をがっかりさせないために、プレー
するようになってしまうのです。


 しかし、子どもには子どもの夢があり
ます。


 周囲から期待をされることは、大きな
励みにもなります。期待されなければ、
がんばる気持ちも起きなくなってしまう
かもしれません。

 でも、「期待にこたえる」ことを目標
にしてしまうと、子どもは時としてつら
くなります。自信満々がんばれるときは、
周囲の期待は力となるでしょう。しかし、
往々にして、過度の期待はプレッシャー
になります。自分に期待される像と、現
実の自分とのギャップに苦しむことにな
ります。

 元気に熱中している子どもたちにも、
気持ちに波はあります。時には「やりた
くない」「休みたい」と思うこともあり
ます。それをなかなか言い出せずに悩ん
で無理する子どもも多いのです。子ども
が大人の期待や気持ちを思って無理をす
ることは、お互いのために良いことでは
ありません。

 気持ちが弱っているときに励ますこと
は大切です。少しがんばって乗り越える
ことも大切です。しかし、無理がひずみ
となり、結局ドロップアウト※につな
がるようなことになっては残念です。

 余裕を持って見てあげてください。ま
たやりたくなるまで休んでもいい。他に
やりたいことができたらやってみてもい
い。他のことと一緒にやっていてもいい。
戻ってきたくなったら戻ってくればい
い。そこで休むことは、罪悪感を感じる
ようなことではありません。

 最終的に楽しく長く続けていけること
が大切です。


 生涯サッカーを楽しみかかわり続ける
人を増やしたい。それは私たちの大きな
願いです。

※いやになって途中でやめてしまうこと


★★★★★★★★★★★★★
いかがでしたでしょうか?

逆に、こんな言葉を知ってますか?
「ドリームキラー」
子供の夢を壊す大人。という意味です。

子供がこんな事をしたいとか、こんな夢がある。
と言ったとします。
それを、「お前じゃ無理だ!」とか「出来るわけない!」
「やめとけ!」等々
そういって、夢を否定することです。

子供が考えた夢の実現は無理かもしれません。
経験豊富な大人からしてみたら、もっと良い方向に導いたほうが良いと思うかもしれません。

ただ、それは大人から見た物差しでの基準です。

小さな事でも「ダメだ」「ダメだ」。と言い続けていると、何もしない子に育ってしまうようです。

子供の発想は単純で浅はかかもしれませんが、一旦もう一度子供の立場や目線で考えて、受け入れてみることで、違った見方や言い方が見つかるかもしれません。

否定することが悪いことではありませんが、ドリームキラーにならず一緒になってドリームを考える事ができると良いと思います。


JFAキッズリーダー
スポーツメンタルコーチ
キッズコーチ協会 1級コーチ
しつもんメンタルトレーニング インストラクター
公田SC 冨田 兄一郎