主な活動場所
横浜市栄区
ホームグランド:桂台小学校

 第6回 自立の第一歩

2020-03-18
なんだか、普通に土日サッカーを楽しんでいたのが遠い昔のような錯覚になってきました。2/29から活動休止してから1か月経ってないんですね。

さて、今回は「めざせ!ベストサポーター」から
「自立の第一歩」です。




    自立の第一歩
  ~子どもなりに、自分で必要だと思うことを 自分でやることが大事。~

 サッカーの試合に行くと、よく見かけ
る光景があります。
試合場でのチームの場所取り、飲み物
も着替えも、何から何まで親が準備。子
どもはただ単に用意されたものを飲み、
言われるままに着替えるだけです。
いつも必ずそろっているから、
「ありがとう」
とさえ言わない選手もいます。


 お手伝いいただくのはたいへんあり
がたいことです。でも多くは子どもた
ち自身で十分にできること。あるいは、
子どもたち自身が、したほうがいい、
する必要があるとわかることです。む
しろ、子どもなりに、必要なことは自
分で必要だと思って、自分でやるとい
うことこそ大事。

 足りなかったり不便だったりしたら、
自分で考えて、工夫したり相談したりで
何とかする。そして次にはそうならない
ようにすることが大切です。

 私たちは、サッカーでは自立が大切で
あると考え、自立した選手を育成しよう
としています。自立しているというのは、
自分自身で判断して、責任をもって行動
する、ということです。

 誰かにやれと言われたから、ではなく、
自分自身がやりたい、やったほうがいい
と思うからやる。
 失敗も自分の判断によるもの。誰かの
せいにはできません。

 また、何から何まで大人がそろえてく
れる環境に子どもたちが「あって当然」
と思うことは間違いです。

 用意してもらえない環境では何もでき
ない、適応できない子どもになってしま
うでしょう。
 何から何まで常に用意されている環境
を与えることがマイナスとなることもあ
るのです。

 サッカーの合宿に集合したときに、ス
パイクシューズを忘れてきてしまった子
がいました。その子に聞くと、いつも自
分ではなく母親が用意をしているので自
分のせいではない、とのこと。親が電話
をしてきて、届けに来ると言います。「運
動靴でやらせるから結構です。」とお断
りしました。3日間の合宿で、その子はす
べりやすくてやりにくそうにはしてい
ましたが、運動靴で最後まで練習をしま
した。その後、その子は決して忘れ物を
しないようになりました。お母さんによ
ると、それ以来、必ず自分自身で用意を
するようになったとのことでした。

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いかがでしたでしょうか?

急な休校で家にいる時間が多くなった子供たち。
何でも、子供の為にやっていらた自分の時間が取れませんよね。

いいチャンスだと思います。
家の事を手伝ってもらったり自分の事は自分でやってみたり。

そんな習慣が付くと良いですよね。

「子供のために親が手を差しのべる」
実は子供のためになっていない場合がある事を時々点検してみてはいかがでしょう。

”自立”という視点で考えらた、ほったらかす事も一つです。

サッカーの試合や練習でも、
ミスや失敗するだろうな。という場面でも
あえて、何も言わずそのままにしておくこともあります。
失敗を繰り返して学ぶ方が自分のためになるからです。

さらに、
喧嘩が始まるな。という時もそのままにしておくこともあります。

喧嘩は成長段階で自己主張の現れなので悪いことばかりではありません。
まさに、自立の第一歩だとも言えます。

もちろん、時と場合によっては注意したり手を差し伸べたりはしますが、この場合はどちらがいいだろうか?という判断は常に考えるようにしています。


JFAキッズリーダー
スポーツメンタルコーチ
キッズコーチ協会 1級コーチ
しつもんメンタルトレーニング インストラクター
公田SC 冨田 兄一郎