福岡県で早期交通開放型コンクリート舗装(1DAY PAVE)施工見学会が開催されました!

2015-04-30
標記について開催されましたので記事及び資料を掲載致します。
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セメント協会と全生工組連九州地区本部、福岡県生コンクリート工業組合、麻生セメントの4者は4月24日、福岡県粕屋町の麻生セメント福岡サービスステーション跡地(麻生コンクリート工業構内)で「早期交通開放型コンクリート舗装(1DAY PAVE)施工見学会」を開催した。行政をはじめ道路施工会社、生コン業者などから、定員(80人)を大幅に上回る120人以上が参加し、関心の高さをうかがわせた。

 施工見学会に先立ち、福岡市内のホテルで技術講演と施工概要の説明を行った。冒頭あいさつに立った麻生セメントの麻生泰社長は「これまで早期交通開放性がコンクリート舗装の短所のひとつとされたが、この部分を1DAY PAVEでカバーしていきたい。セメント・コンクリートの安定した需要を創出するためには、白舗装化を進めていくことが必要であり、1DAY PAVEが普及拡大への大きな鍵になる」と強調した。
 続いて、全生工組連・コンクリート舗装推進部会の渡辺夏也部会長が「コンクリート舗装の現状と展望について」と題して技術講演を行うとともに、麻生セメントの前田禎夫氏が施工概要について説明した。
施工規模は360㎡(幅5㍍×延長36㍍×2レーン)で、1回目の施工は4月21日に、2回目を見学会当日に実施。コンクリート打設量は72㎥で、麻生コンクリート工業が出荷し鹿島道路が施工した。版厚は20センチで、水セメント比35%。コンクリートの配合条件はスランプ21㌢、空気量4・5%に設定し、24時間後の目標曲げ強度を3・5N/m㎡とした。使用材料は早強ポルトランドと高性能AE減水剤のほか、粗骨材は石灰石砕石、細骨材は海砂を使用した。打設方法はバックホウによる打込みと高周波バイブレーターによる締固め、表面仕上げはコンクリート簡易フィニッシャを用いた。 
施工見学会後には、東京農業大学の小梁川雅教授が総評を行った。(セメント新聞社)
※当日の資料等はこちらから↓
https://drive.google.com/file/d/0B_Or-JbPHoj_R1I1aVR1dDZlVG8/view?usp=sharing
https://drive.google.com/file/d/0B_Or-JbPHoj_bElsQ3JZTlJOT0k/view?usp=sharing
※当日の模様を収録した動画はこちらから↓
https://goo.gl/photos/kt4g7RvzgXQk9aR59