インターンシップ体験記 ~開新高校カルテットの挑戦と成長~

2020-11-20
熊本味岡生コンクリート㈱第一工場戸島では、令和2年11月9日(月)~13日(金)の5日間に渡り、開新高等学校 機械科2年生の男子生徒4名をインターンシップ実習生として受け入れた。
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【DAY1】
いよいよ5日間のインターンシップが始まる。初めに工場長から紹介をいただき社員の皆様にご挨拶。工場内各部署の皆様に一通り挨拶を済ませた後はいよいよ実習開始。
試験室係の方々に主として指導していただき、まずは工場見学。大型ミキサー車やダンプが往来する工場内を安全確保しながら見学して回り、骨材のヤードからプラント内へ説明を受けながら移動することでコンクリートに必要な材料がどのような工程で練り混ぜられていくのかを学ぶことができた。それからオペレーター室に移動し、コンクリートの練り混ぜ状況をモニター越しに見学した。
次に試験室内でコンクリートの配合計算の方法を学んだが、これはとても難しかった。最後にスランプ試験や空気量試験の方法を見学し、初日は終了。

【DAY2】
今日は主に実技を体験させて頂いた。昨日学んだことの復習を兼ねてスランプ、空気量試験に加え、供試体キャッピングも行った。セメントペーストを練るのに結構な力が必要な事を実感。また骨材のふるい分けも行ったがこれが正直、地道で且つ思ったより疲れる作業だった。しかしこの地道な作業によって適切な粒度分布の骨材を使用した品質の良いコンクリートが配合できると聞けば、大事な工程なのでやる気も湧いてくる。砂のふるい分けまで終わったので、明日は砕石のふるい分けだ。


【DAY3】
午前中は工事現場を見学させて頂けることに。まずは安全帯を装着。2メートル以上の高さのところに登る際は使用するように、と指導を受けた。そしていよいよ初めてのアジテータ車への搭乗。普段、自転車にしか乗らないので座席の高さにとても驚いた。
運転手の方々は気さくな方が多く、たくさん話しかけていただいたので現場まではあっという間に到着した。
見学したのは擁壁工事の現場だ。ユンボを器用に動かしバケットに排出された生コンを型枠に打設し、振動棒で締め固めていた。誘導員の方は絶えず行き来する車と作業員が事故のないように誘導している。皆さんが大きな声を出し合いながら作業を進めていて、とてもピリピリした雰囲気だったが、これが工事現場なのだと実感することができた。
午後からは残りの骨材のふるい分け作業や圧縮強度試験の実技を終え、3日目が終了。

【DAY4】
本日は熊本味岡生コンクリート㈱第三工場八代中央にお邪魔した。コンクリートの製造にファインバブル水や高機能タイプの混和剤を使用した比較検証実験を見学させてもらえるとのことで、なんだか難しそうな話だが楽しみだ。第三工場八代中央に到着すると既に多くの人が集まっていて、専門用語が飛び交う中で何度もコンクリートが試し練りされていた。
このインターンシップの期間中、「わからない事があれば何でも質問するように。」と指導を受けていたので、今日は質問をしてみた。
「1バッチ、2バッチとはどういう意味ですか。」
「コンクリートを1回分、練る量を表す語のことだよ。」
親切に教えて頂いた。この調子で積極的に質問していくことを心掛け、4日目終了。


【DAY5】
今日はインターンシップ最終日。まずはマンション工事の現場を見学させていただいた。
現場にはポンプ車が2台あり、ポンプ車1台につき生コン車が2台、計4台荷卸しする迫力のある現場だった。現場監督立会いの独特な緊張感のなかで生コンの受入れ試験に見事合格し、いよいよ打設開始となった。途中、現場監督のお許しをいただいて躯体上階の打設現場を見学することもできた。お心遣いに感謝したい。今回のインターンシップを経て生コン工場では生コンを配合する人、製造する人、品質を管理する人、運搬する人、試験をする人、そしてそれらの業務を補助する人、多くの人々が関わって構造物が完成するということを知ることができ、貴重な経験をさせて頂くことができた。
最後に工場長より修了証を受け取り、工場の皆様に感謝の辞を述べてインターンシップは終了した。期間中、多くの人々から「将来どんな職業に就きたいか。」と問われ、なかなか明確に答えることができなかったが、今回の体験を通して具体的に自身の将来像を考える良い契機としたい。皆様、本当にありがとうございました。


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今回の学生達はとても真面目でおとなしい印象を受けました。人見知りなのか、時にコミュニケーションを取るのに苦慮することもありましたが、最後の方には笑顔で工場の方々と会話をするようになっていたのがとても印象的でした。工場の皆様が気遣って事あるごとに学生達に話しかけてくれていたおかげです。
最後に味岡生コンクリート㈱第一工場戸島におかれましてはご多忙にも関わらず5日間と長期に渡り、また4名ものインターン生を受入れていただき、工場長はじめ、社員、現場の方々、関係者の皆様が懇切丁寧に学生を指導していただきましたことに心より感謝申し上げます。                     工業組合事務局

■セメント新聞に記事が掲載されました!↓
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