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株式市場、先物・オプション市場

 日銀の金融政策決定会合の後に注意した方がいいと思う

2021-01-21
日々是相場 -朝刊ライト-2021年1月21日(木)

 おはようございます。

 昨晩は冷たい空気のなかで綺麗に星が見えていたが、徐々に春の空になっているのが分かる。株式市場は米国で高値を更新するなど堅調な地合いが続いている。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなかで株式市場だけは好調ということだが、やはり、新型コロナウイルスの感染拡大が逆に株式投資などにしかお金の使い道がないということなのかもしれない。

 世界的な金余り、巣ごもりということでお金の使い道が「バーチャル」な世界だけということなのだろう。実際にモノが売れるとか、サービスが受けられるということではなく、「お金を使う」つまり投資や投機、そしてゲームセンターにお金を落とすような形でインターネットの世界にお金が落ちているということなのだろう。ここから決算発表が本格化しているなかで、そうした流れはさらに加速されるということになり、行き着く先はバブルの崩壊ということになるのだろう。

夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったことから昨日の高値水準である28,800円あたりを試す動きがみられるかもしれない。ただ、28,500円水準での底堅さを確認するように当面は上値の重い展開となりそうだ。新型コロナウイルスの影響が取り沙汰されるようであれば、28,000円を試す動きもあるのだろうし、日銀の金融政策に変更がなく、芳しくない決算発表などが見られれば27,500円程度までの調整もあるのだろう。

本日の投資戦略

米国ハイテク銘柄も上値が重いという感じだったが、珍しくネットフリックスが決算発表で大きく上昇、高値を更新となった。この銘柄はこれまでは好調な決算を発表しても売られていたのだが、今回は買われるということになり、相場の変化があるのかもしれない。

あるいは単純に新大統領に期待する動きが重なっただけということかもしれず、そうなると新大統領の経済政策に対しての失望がみられると大きく下落する銘柄も出て来るのだろう。新大統領の就任式までの「ハネムーン期間」が終わり、日銀の金融政策決定会合も終わったところからの決算発表への反応を気にした方がいいと思う。