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株式市場、先物・オプション市場

 飛び石連休前の手仕舞い売りに押されるか!? 買戻し一巡となったものから冴えない展開に?

2021-02-10
 おはようございます。

 この季節は天気はいいが寒いという日もあるが、日差しはすっかり春となっている。株式市場も相変わらず堅調な展開となっており、バブル真っ盛りということなのだろう。バブルの始まりなのかピークなのかということが気になるが暗号資産の暴騰や大手上場企業の参入などを見るといいところまできているような気もする。

 株式市場だけでなく、儲かるものに飛びつくという傾向があり、上がるものは買う、下がるものは売るということだけが行われているような感じだ。「投資」と言っても年金の四半期ごとの運用開示にみられるように目先的な収益ばかりを気にしているような気もする。また、大したことはないことも大きく見せて大騒ぎするような傾向も多く、しっかりと「本物」を見る目を養っておく方が良いと思う。目先的には決算発表が出揃って、買われるものは買われたという状況ではないかと思うので、出遅れ銘柄に分があるのではないかと思う。

一気に29,000円を超えたことで今度は29,000円台が定着するのかどうかということになり、29,000円を試す動きになると思う。オプションSQ(特別清算指数)算出が終われば、業績面から買われすぎているもの、売られすぎているものの修正などが見られると思われ、指数の上値は重くなるだろう。当面は29,500円あたりが上値となるのではないかと思う。

本日の投資戦略

特に買い上がる材料がないなかで指数に影響の大きな銘柄が買われ堅調な展開が続いている。好決算に反応して買われるものも見られるが既に織り込まれていると思われ、買うから上がるという参加者が手を引くと落ち着くところに落ち着くのだろう。

決算発表も決算の内容よりも決算発表して株価が動く方向が重要となっている。決算だろうが不祥事だろうが、理由は何であれ動いた方に動くという参加者が多いということで、相場の方向が決まっているような感じだ。決算発表やオプションSQ(特別清算指数)算出が終わり上値が重いとなると今度は一気に下落するということもありそうだ。