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株式市場、先物・オプション市場

 30,000円まで買われるか!? それとも上値は重い!?

2021-03-16
 おはようございます。
 
 今朝は比較的暖かく、春めいている。昼には初夏の陽気になると天気予報では言っていた。株式市場も米国では買われすぎ銘柄の修正安が一巡となった感じでもあり、FOMC(公開市場委員会)を控えて堅調な展開となった。まだまだFOMCへの思惑などから、波乱もありそうだし、買戻し一巡となったものから売り直されるということもあるのだろう。買われすぎ銘柄が多くなりすぎているので、どこかで大きな調整があるかもしれない。
 
 日銀金融政策決定会合や米FOMCが注目され始めているということがそれだけ金利に対して神経質な相場となっているということだろう。また、それだけバブル相場ということでもあり、いずれ上昇する金利なのだから、株高もどこかで調整に入るということだ。それが今回のFOMCや金融政策決定会合となる可能性もありそうだ。債券買い入れやETF(上場投資信託)買い入れの今後を考えると買われすぎているものに対しては慎重にならざるを得ないだろう。
 
29,500円を抜けても堅調ではあるのだが、30,000円を付けるような勢いは見られない。ここで値固めとなるのかどうかということだが、上値の重さが嫌気されることになりそうだ。いったん30,000円を意識する水準で上値の重さを確認して、一転29,000円程度までの調整がみられるのではないかと思う。
 
銀行株が高値を抜けてくるなど相場が変わってきていると思われる。ただ、ここからは銀行株などはいったん利益確定を考えるところでもあり、再度ハイテク銘柄などが買い直されるかどうかということになるだろう。
 
SQ後の動きは買いとなったが、ここから上昇するところではさらに高い行使価格のコール売りが有効ではないかと思う。既にストラングルの売りのポジションを持っているということであれば、ブル・ベアのスプレッドを作るということで良いのだろう。
 
3月SQと同様に4月限月も上値は重いと考えて、30,000円を超えるところでのブル・スプレッド、下落する懸念もあるので、逆に28,000円を割り込むかもしれないということでのベア・スプレッドを組むということで良いのだろう。