主な活動場所
株式市場、先物・オプション市場

 今日は持ち高調整の売りに押されるのか!? 上値の重さが嫌気される展開に・・・

2021-03-17
 おはようございます。
 
 今朝も春らしい朝となって、日中も暖かくなりそうだ。桜の花も咲き始めて何があっても季節は巡るということだろう。株式市場も堅調な地合いが続いているが、相変わらず目先の需給や値動きに振り回されている感じだ。上がれば買われ、下がれば売られるということで上がったら上がる理由を探し、下がったら、下がる理由を探すということなのだろう。
 
 新聞で「ロビンフッダー」が取り上げられていたが、日本市場ではここ10年以上、そんな動きが続いているという感じがする。考えてみれば2005年の郵政解散選挙時の暴騰相場などからその傾向が出ていたということだろう。そして、昨年の3月の暴落から「巣ごもり『ロビンフッダー』投機家」がゲーム感覚での取引をしているということだろう。インターネットだけでなく株式の情報というものもゲーム感覚での情報が重視され、ファンダメンタルズもテクニカルも何もないという感じでもある。ただ、業績面での割高がいつまでも続くということではないことも事実で、景気回復時、業績相場への移行期には改めて業績面の見直しも必要だろう。
 
3万円をつけたことでの達成感があり、改めて上値の重さが確認されたことになると思う。当面は29,500円~30,000円という水準が中心となると思われ、まずは29,500円水準で下げ止まるかどうかを確認することになるだろう。日銀金融政策決定会合や米FOMCで混乱すると一気に29,000円や28,000円まで下げることがあるかもしれない。
 
さすがに米国市場でも上げ一服、戻り一服となった感もあり、FOMCの結果次第では調整も見られるだろう。インフレ懸念が出ているということでもないが、経済対策などでさらに景気回復が早まるということになると意外に早く金融緩和の終了が取り沙汰されるということにもなりかねず、金利動向には注意が必要だと思う。
 
そろそろ先物の「再投資」などが取り沙汰されてきそうだ。「再投資」と言っても動いた方に大きく動くということなのだから、いったん下落が始まると大きく下がることになりそうだ。逆に上値は30,000円を超えて買いがはいるかどうかということでもあり、配当落ちなどを考えると先物で30,000円を超えてこないことには下値を試すことになると思う。
 
4月SQ(特別清算指数)算出までと考えても30,000円や30,500円が節目となりそうだ。慎重にそこから1,000円上の水準まではあるかもしれないと考え、コールオプションは31,500円から上であれば売りでもいいと思う。下値は28,000円までみておけばいいのではないだろうか。
 
詳しくは無料メルマガをご覧ください。
 → https://youtu.be/rz61acWONFA