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株式市場、先物・オプション市場

 今日は下値を試す動きに!? 日銀金融政策決定会合の結果への反応も過剰になるのか!?

2021-03-19
 おはようございます。
 
 暑さ寒さも彼岸までということで朝晩の冷え込みも緩んできたが、株式市場はあまり暖かくない感じだ。米国の長期金利の上昇が株安の要因とされるが、やはり買われすぎたという面もあると思う。買われすぎた銘柄から売られるということで日本市場も同様な展開となってくるのだろう。景気回復ということでインフレや金余りの終わりということもあるのだろうし、実体経済が実感として景気が良いと感じるまで冴えない展開になると思う。
 
 日本市場ではまだ再投資の買いが期待されているのかもしれないが、再投資という言い方がどこで始まったのか定かではないが、いい加減な情報に振り回されている面も多いと思う。実際には上がるにしても下がるにしても動いた方につくという動きが強いのだから、想定以上の上げ下げを想定しなければならない。日経平均の3万円台というところが、昨年前半までの24,000円台という雰囲気なのだと思う。
 
日経平均は3万円を超えてきたが、3万円台をキープできるかどうかということだ。やはり30,200円、30,500円という水準が節目として意識されており、ここが上値という印象だ。夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物の動きを見ると再度3万円を割り込みそうで、当面は30,200円や30,500円が上値として、下値は29,000円程度まであるのではないかと思う。
 
米国のFOMC(公開市場委員会)では低金利継続が確認された形だが、皮肉にもそれが売り材料となった。本来であれば金余りが続くということで株式も買われることになるのだが、インフレ懸念が取り沙汰されている。ただ、インフレ懸念というよりは国債の価格下落による担保価値の目減りなど信用収縮が懸念されているのだと思う。
 
大きく上昇したところでは下落に備えるという戦略が成功しそうだ。まだ遅くはないと思うし、上昇しても株式の保有がある、あるいは損失が限定されるという形で下落に備えるということで良いと思う。ボラティリティー低いままであればプットの買い、ボラティリティーが上昇すればコールの売りで良いのだろう。
 
昨日述べたように大きく動くと動いた方にさらに動くという傾向にあるので、大きく動いたところで反対に動くということでもいいかもしれない。特に上値は限られてきそうなので、コール売りのポジションはそのままでいいだろう。日経平均が大きく下がったところではコール買いでのヘッジも有効だろう。