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株式市場、先物・オプション市場

 今日もファストリ次第!? 買戻し一巡から冴えない展開に!? 

2021-04-14
 おはようございます。
 
 菜種梅雨という言葉をここ数年聞いていないような気がしたが、まさに梅雨空という天気だ。株式市場は堅調な地合いが続いているがやはり上値はどんよりとした雰囲気で重くなっている。米国株は引き続き堅調だが、個別株のデリバティブなどの影響もあり、米国では指数よりも個別銘柄が中心ということなのだろう。日本市場は指数先行ということで彼我の違いがここのところの相場の雰囲気の違いなのではないかと思う。
 
 米国市場では個別株オプションなどが盛んに取り引きされているので、決算発表時にヘッジやベットの手段として使われることが多い。ゲームストップ株の乱高下でも話題になったように株価が一方向に動きやすい傾向にある。日本では特にオプションの影響というよりは日経平均の影響で一方向に動きやすいということはあるだろう。日経平均が特殊な指数だけに、特に材料に反応するというよりは値動きに反応することが多いのだろう。当面は上値の重い展開が続くと思う。
 
29,800円水準も上値めどとなりそうだ。30,000円が買えないということになると上値の重さが嫌気される場面もありそうだ。引き続き29,500円~29,800円を中心とした保ち合いとなりそうで、上下抜けても200円~300円程度の振れ幅となるだろう。
 
米国株はまちまちとなったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が顕著となっており、日本市場でも堅調な展開が期待される。ただ、為替が円高傾向にあることもあり、輸出関連銘柄などの上値は重くなりそうで、ハイテク銘柄なども買われ過ぎ感が強い銘柄なども冴えない展開となりそうだ。指数に影響の大きな銘柄も買戻し一巡感が出れば手仕舞い売りに押されそうで総じて冴えない展開になるだろう。
 
いっこうにボラティリティーは上昇せず上値が重くなっているどこかで大きく動くということもあるので、オプション売りは慎重に見てもいいだろう。日経平均に影響の大きな銘柄の決算発表などをきっかけに動き出すということもあるだろう。
 
29,800円水準を抜けるかどうかというところになっているが、昨日も結局は抜けきれないということで本日も上値の重い展開となりそうだ。しっかりと30,000円台に乗せてからさらなる上昇を期待するということで良いと思う。
 
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