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株式市場、先物・オプション市場

 今日も上値は重いのか!? 底堅いのか!? 方向感に乏しい展開が続く!?

2021-04-16
 おはようございます。
 
 今朝も天気は良いのだがとても寒い朝となった。株式市場は日本では上値も重いという感じだが、米国株は「適温」なのかどうか疑問だが、好調な経済指標なども見られ、素直に反応している。決算発表も始まったが決算への反応は今一つ鈍いようだ。ただ、日本市場と米国では指数の構成などが違うことで少し相場のニュアンスが違うような感じだ。
 
 日本市場では特に日経平均はここのところ実体の相場と乖離しているような感じだ。以前から同じなのだが、特にここのところの相場では指数に影響の大きなファーストリテイリングやソフトバングG、東京エレクトロンなどが単純な需給だけで動いている。景気動向や業績などに反応しているわけでもなく、日経平均だけを見ていると相場雰囲気もわかり難い感じだ。それでも決算発表が本格化するなかでは業績動向、景気動向に反応するようになってくるだろう。指数に影響の大きな銘柄は買われすぎ感が強いので、好調な決算も出尽くしとなって上値は重くなりそうだ。
 
まだまだ29,500円~29,800円を中心とした保ち合いが続くとみてもいいだろう。このレンジをどちらに抜けるかということで抜ければどちらでも200円~300円程度は一気に抜けるということもありそうだ。少し先を見ても28,500円~30,500円程度の範囲での動きが続くのだろう。
 
米国株は堅調、ナスダック指数が大幅高となったことから本日の日本市場は買い先行となりそうだ。ただ、ここのところ指数に影響の大きな銘柄が足を引っ張るケースも見られ、本日もこうした指数に影響の大きな銘柄次第ということだろう。それでも指数に関係のないところで好調な決算が期待される銘柄、業績に比べてる売られすぎ、買われていない銘柄などの見直し買いは期待される。
 
ボラティリティーの底入れ感がでており、そろそろどちらかに放れるということも想定しておいて良いと思う。上下どちらに放れるかは個々の企業の決算次第ということにもなりそうだが、指数に影響の大きい銘柄に買われ過ぎ感が強いものも多く、下に放れる可能性が高いと思う。
 
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことも上値を押さえる要因となりそうだ。米国では小売売上高が大きく改善しているが、日本ではまだロックダウンの懸念も残っており、上値追いとなる可能性は低いのではないかと思う。
 
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