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株式市場、先物・オプション市場

 持高調整の売り買いが中心で方向感に乏しい展開か!?

2021-04-28
 おはようございます。
 
 昨晩も綺麗な満月が見られた。ここ数年は「○○ムーン」という呼び名が流行っているようだが、やはり「望」とか「朔」、「満月」という方が古い人間には馴染み深い。株式市場も明日未明の米FOMC(公開市場委員会)で目先のイベントが終わり、動き始めるかどうかということになりそうだ。日本市場はゴールデンウィークに入るわけで、持高調整、そしてヘッジも重要だろう。
 
 日経平均に連動するということであれば、先物やオプションのヘッジも有効だし、日経平均に連動しなくても今回の5連休、米国市場よりも3日も立ち合いが少ないということであれば、例えば1日100円分の動きが3日溜まれば300円になるわけだからその分動くというリスクを負うことになる。加えて、信用取引を行っている場合には休日も利息がかかるわけであるからその分のコストもしっかりとヘッジすることも必要だろう。いずれにしても持高調整の売り買いが中心の相場となるのだろう。
 
29,200円水準での上値の重さが確認されたことで今度は下値を試す動きになりそうだ。昨日も29,000円を割り込んで終わっており、29,000円を超えると売りということで下値を試すのだろう。28,800円や28,500円が目途とみられるが引き続き28,800円~29,200円を中心に28,500円~29,500円での保ち合いと考えていいだろう。
 
米国株はFOMCを前に小動きとなり、夜間取引やシカゴ市場の日経平均もほとんど動きもなかったことから特に売り買いを先行する形はないと思うが、ゴールデンウィーク入りということでもあり、手仕舞いの売り買いが嵩んで来るものと思われる。ただ、既に日銀金融政策決定会合前に持高調整の売り買いも見られており、大きく売り買いの偏りがあるということでもないだろう。戻りの鈍さから手仕舞い売りを急ぐ動きになりそうだ。
 
引き続き先物・オプション戦略としては28,500円~29,500円での保ち合いを前提に見て良いと思う。ゴールデンウィークを前にヘッジとして先物やオプションの利用もできると思う。特に保ち合いを前提として株式の持高などを考えてのヘッジとしてカバードコールなどは有効だろう。
 
逆にインバース系のポジションを持っている人はゴールデンウィーク明けに大きく上昇するということに対するヘッジも重要だろう。プット売りでも良いと思うが、コール買いを入れておくという手もありそうだ。ゴールデンウィーク対策も重要だろう。
 
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