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株式市場、先物・オプション市場

 連休の谷間で小動きか!? 好決算発表も上値が重い!?

2021-04-30
 おはようございます。
 
 昨日は一日雨だったが、天皇誕生日であった時代から29日は晴れという印象が強い。株式市場はゴールデンウィークの連休の谷間となったが、連休明けは高いというアノマリーが今年もあるのかどうかということだ。昨年は安くなったが、今年は月初の買いが6日、7日と入る可能性もある。もちろん、米国市場などへの反応もあるのだろうが、空売りが積み上がれば高くなるのだろう。
 
 目先の需給でも、あくまでも毎日のことなのではないかと思う。連休明けは連休明けでまた別な相場が始まるというような見方もできるかもしれない。それでも、米FOMC(公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合も終わり、決算発表が出揃ってくるところでもあり、1年のうちでも株式相場の先行きを考えなければならない時期ということも言えるだろう。少なくとも、金融緩和が強化されるということでもないのだろうし、いずれ米国の金利上昇などが取り沙汰されるということだけは確かなことではないかと思う。
 
引き続き28,800円と29,200円を中心とした保ち合いとなると思う。上値は29,200円を超えても29,500円程度までの上昇だろうし、下値は28,800円を割り込んでもいったんは28,500円で止まるだろう。連休中に米国株も大きく方向感が出るということでもないと思うので、しばらくは保ち合いが続くだろう。
 
日本市場が休場中の米国市場は堅調だったが、連休の谷間ということもあり、本日の日本市場は堅調ながらも上値の重い展開となりそうだ。決算発表が本格化してくるが、好決算の発表も既に株価に織り込まれているものも多く、改めて買い直されるというよりは手仕舞い売り、戻り売りに押されるものが多く、冴えない展開となりそうだ。
 
先物やオプションの戦略としては依然として保ち合いが続くという想定で良いと思う。現物資産の保有状況にもよるが、大きく動くという前提でのヘッジも必要だろう。ただ、完全にヘッジをするというよりはオプションを買うことでのヘッジで良いと思う。
 
持高調整の売り買いを急ぐこともないと思うので、オプションの売りに対するヘッジを慌てるということもないと思う。連休明けは高いというアノマリー、月初の買いなどが入るという可能性もあるが、今年は連休明けがすぐにSQ(特別清算指数)算出ということではないので、連休明けにポジションを組み直せば良いと思う。
 
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