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株式市場、先物・オプション市場

 さすがに下げ止まるのだろうが・・・ 週末の手仕舞い売りと買戻しのせめぎ合いか!?

2021-05-14
 おはようございます。
 
 今朝は朝からいい天気で昨日と一転して暑くなりそうだ。株式市場も週初は「どこまで上がるんだ!?」と言っていたものが今は「どこまで下がるんだ!?」という状況になっている。下がっても27,500円あたりがいいところと思っていたが、その水準も割り込んで当初の目論見である28,500円~29,500円という水準も上にも下にも逸脱している。ただ、「呆れ果てたる値が出れば、それが高下の境なりけり」と言われるように、当初の見込みの水準まで戻すことになるのではないかと思う。
 
 米国での金利上昇が嫌気されているということであれば、昨晩は金利上昇が一服となったが、金利上昇が一服と進むことになるのだろうから、まだまだ波乱もあるということだ。金利上昇と企業業績の上昇のスピードが適正ならば暴落は無いと思うので、適正水準を探すことになるだろう。金利が上昇しても業績の伸びが追いつき、追い越すことになれば、「適温相場」であり、「売られ過ぎ銘柄」ということになる。
 
最悪でも27,500円と思っていたが、その水準も割り込んでさらに下値を試す動きとなった。何とか27,400円台で引けており、27,500円台がキープできればいったんの底入れ感が出て来ると思う。当面上値は28,500円程度ということになるのではないかと思う。
 
米国株が堅調となったことや目先的な売られすぎから本日の日本市場は買い先行となりそうだ。週末ということで寄り付きからの買戻しが一巡となったあとは手仕舞い売りに押されて上値も重いのだろうが、オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む売りが終わることもあり、堅調な展開が期待される。ただ、SQの売り買いが一巡となった後に週末の手仕舞いが出ると思うが、手仕舞い売りと買い戻しのどちらが多いかで指数の方向も決まるのだろう。
 
下落すると利益が出るというポジションをどこで利益を確定するかということになるが、例えば、プット買いを単純に利益確定して売却するということではなく、行使価格や限月が違うプットを売るというような戦略も考えてもいいだろう。ボラティリティーが低下することで利益が出るようなものはいったん利益を確保しても良いと思う。
 
ボラティリティーが大きく上昇したことで下げが加速されたが、一気に戻すということもありそうだ。ボラティリティーの急落がみられれば逆にいったん買い戻しても良いと思うし、違う行使価格のオプションを買うという戦略も有効だと思う。
 
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