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 30,000円を超えて売られるのか? 買われすぎ銘柄の修正安は続く!?

2021-03-18
 おはようございます。

 今朝も良い天気で日差しもすっかり春めいている。株式市場も落ち着いてはいるが、まだまだ決算月ということで波乱もあるだろう。米国のFOMC(公開市場委員会)を過ぎても特に大きな反応はなかったが、これからとい可能性もあり、週末には米国ではクワドルプルウィッチング、日本でも日銀金融政策決定会合が控えており、波乱もあると思う。

 再投資の買いなども大きく取り沙汰されているが、毎年再投資があるのであれば、3月は高いということになるが、そうなっていないということは実際に再投資ということが限られているということだろう。現物株を先物に乗り換える動きはあるのだろうが、この動きも上げ下げを加速するだけで売り買いどちらに偏っているということでもない。ただ、こうした期末要因が決算や海外子会社の資金還流なども含めてお金の流れに影響しているということだろう。

3万円をつけたところで売られるのかどうかが注目される。3万円を超えたということで買い急ぐうごきになるのかどうかというところだが、配当落ちも意識して先物ベースで3万円を超えてこないと買い急ぐことにはならないだろう。当面は3万円超えても30,200円とか30,500円というところまでの上昇なのではないかと思う。上値の重さが気になるとすぐに29,500円程度までは下落となるだろう。

米国株はFOMCの結果を受けて堅調だが、買われすぎ銘柄などは上値も重く、日本市場でも同様に買われすぎ銘柄が再度買われすぎという水準まで買われるということはないのではないかと思う。目先の需給要因で上がるから買うという動きが出るのかどうかということになるのだろう。

米FOMCが無事終了、これで日銀金融政策決定会合で金融緩和の継続が確認されると一気に「再投資」などが取り沙汰されて「上がるから買う」ということで指数が押しあげられるということもありそうだ。ただ、逆に本日大きく上昇することになれば日銀金融政策決定会合の結果次第では大きく調整となることもありそうだ。

日経平均は高値保ち合いとなっているが、そろそろ大きく振れることになりそうだ。動いた方に大きく動くのだろうが、大きく動いたあとの反動もまた大きくなるのではないかと思う。 ボラティリティーが上昇する、あるいは高止まりするようであれば、大きく上昇したところではさらに上の行使価格のコールオプションを売り、大きく下落したところでも慎重に安い行使価格のプットオプションを売るということで良いのだと思う。