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 金融緩和の終了の始まりで冴えない展開が続くのか!? IPOラッシュの影響も!? 日経平均は28,500円の攻防か!?

2021-12-20
 おはようございます。
 
 昨晩は満月が綺麗に見えたが、いろいろな事件もあってあまりいいニュースはなく、良い天気の割には気分もすっきりしないという感じだ。株式市場も先週は世界的な金融緩和の終了が宣言されたという感じでもあり、これまでの金余り相場の終焉の始まりと考えても良いと思う。ここからは企業業績がどこまで良くなるのかということでいわゆる業績相場となるのだろう。

 インフレが進むと金利が上昇する、政策金利を引き上げて金融引き締めとなることで株式市場にとってはマイナスということなのだが、本来、株式はインフレには強いはずである。つまり、あとは企業がインフレに対して価格転嫁できるのか、そして賃金の上昇などがみられるのかが問題となるので、しっかりと価格転嫁できる企業、収益を上げられる企業が投資の対象となるのだと思う。現実に収益を上げるということが注目される。
 
28,500円はキープしたものの29,000円水準が上値ということが確認された形となった。積極的に買い上がる材料も当面見当たらず、金融緩和の終了が折に触れて取り沙汰されることになりそうだ。まずは28,500円をキープできるかということなのだが、いずれにしても下値模索ということになりそうで、28,000円あたりを目指すことになるのだろう。
 
週末の米国株が軟調となったことで引き続き手仕舞い売りが優勢となってきそうだ。米国でのクリスマス休暇、日本でも年末年始の持高調整の動きなどもあり、買われすぎた銘柄を中心に手仕舞い売りに押されるものが多くなりそうだ。割安感が強い銘柄がどこまで下支えとなるかということになるのだろう。
 
少なくとも日経平均の上値は重くなりそうで、よほど空売りが積み上がり踏み上げ相場となるようなことがないと当面は29,000円水準が上値ということになりそうだ。いったん28,500円で下げ止まるのか、あるいは一気に下値の節目とみられる27,500円あたりまで下落となると思う。
 
ポジションとしては引き続きコール売り、プット買いで考えてみたい。28,000円近くまで調整となることがあれば、いったんは下げ渋り、28000円を割り込んでもすぐに戻すことにはなるだろう。28,000円近くからは買い下がり、コール買い、プット売りを考えるといいと思う。
 
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