主な活動場所
株式市場、先物・オプション市場

 29,000円の攻防も見られるのだろうが・・・ 保ち合いをどちらに放れるか・・・

2023-05-11
 おはようございます。
 
 今朝は大きな地震で目が覚めた。特に株式市場には影響はないが、「太陽の黙示録」(かわぐちかいじ)を思い出し、少し心配になった。米国ではCPI(消費者物価指数)の発表を受けて買い直される銘柄などもあったようだが、楽観視し過ぎているのではないかと思う。ゴルディロックスバブルが弾けてからの回復過程なので、「バブルよもう一度」ということなのだろうが、バブルとは楽観的な見方が行きついた先なのであるから、ここはいったん慎重に見て置いた方が良いのではないかと思う。

 バブルは弾けてみて初めてバブルとわかる傾向にあり、日本でも金融緩和バブルが始まっているという見方もできる。さらに日本市場では何度もいうが日銀保有のETF(上場投資信託)の行方が気になるところであり、そのための布石として東証がPBR(株価純資産倍率)1倍割れ是正を持ち出しているのだと思う。つまり、PBR1倍割れが修正されれば、日銀保有のETF売却が取りざたされるのだろうし、金融緩和の終了が取りざたされて慌てるよりは早いかもしれないが今から準備をする方が良いと思う。

孕み足となり目先的には9日の高値を抜けるか、安値を割り込むかということだが、その前の28,900円~29,300円をどちらに抜けるかという状況だ。抜けると恐らく200円~300円程度は動くのだろうが、大きな流れとしては保ち合いの上限ということで上値の重さが確認されると手仕舞い売りに押されて調整となるのだと思う。下値が28,500円程度なのか、28,000円あたりまで下落するのかということなのだろう。
 
米国株はまちまちという状況だが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が円高を嫌気して一時大きく売られるなど冴えない展開となったことで本日の日本市場も売り先行となりそうだ。オプションの最終売買日での思惑で日経平均自体は右往左往するのかもしれないが、PBR(株価純資産倍率)1倍割れ銘柄などはしっかりとした動きが続くと思われる。買戻し一巡となった銘柄がどこまで指数を押し下げるのか、好決算を発表した銘柄に新たに買いが見られるのかどうかが注目される。
 
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