洞窟物語をやりつくそう

2017-12-05
​こんにちは、てらこやです。
アドベントカレンダーに何を書こうか悩んでいたら、神絵師が洞窟物語について呟いていて懐かしくなったので、洞窟物語について書こうと思います。


洞窟物語って初耳!
洞窟物語は2Dアクションアドベンチャーのフリーゲームです。2004年末に正式リリースされた個人製作のゲームで、Vectorや開発室Pixelのホームページで配布されています。物語は謎の通信を傍受し、プレイヤーに対する説明がないまま主人公が最初の洞窟で目を覚ますところから始まります。置いてけぼりのように見えますが、洞窟の住人と会話をしていくにつれストーリーが明らかになっていきます。
このゲームの特徴は、
 ①ドット絵とチープな音"源"によって生まれたレトロゲーのような雰囲気
 ②個人製作でありながら高いクオリティのゲーム性、ストーリー、BGM
です。東方みたいですね。洞窟物語に惚れ込んだ有志の手によって13の言語へ翻訳されたり、PSPやDSに移植されたり、2008年には公式Wii版が登場したりしています。

聞いたことあるけどやったことない!
洞窟物語をプレイしたことがない人は、とりあえずダウンロードしてプレイしましょう。フリーゲームなので躊躇う必要はありません。洞窟物語には各所にセーブポイントが設置されているため、時間がない人でも少しずつ進めることができます。
攻略情報は随所に落ちていると思いますが、まずは何も見ないでプレイすることをお薦めします。洞窟物語はマルチエンディングゲームですが、最初はノーマルエンドになると思います。そのため、トゥルーエンドにたどりつくには2周目をプレイする必要があります。「周回だるい......」という人が多いかもしれません。しかし、洞窟物語には武器がいくつもあるため、別の武器を使うことで一味違った冒険をすることができます。また、隠しアイテムもあるので探してみると楽しいですよ。
なお、何も見ないでトゥルーエンドに行くのは難しいかもしれません。自力でたどり着きたい人は、細かい会話に気を配ったり、注意深くマップ全体を探索したりしてみましょう。

トゥルーエンド見たよ!
トゥルーエンドにたどり着く頃には、洞窟物語の魅力に気づいていると思います。やり込み要素としてはHP3縛り、武器縛り、最終ステージのタイムアタックやRTAがあります。RTAを極めると人間でも1時間でトゥルーエンドを見られるようです(動画)。
でも、タイムアタックには興味がないなあ......という人も多いかと思います。そんな人は、改造版の洞窟物語をプレイしてみましょう。洞窟物語アップローダーに無数の改造版が転がっています。玉石混淆ではありますが、オススメは
 ・カーリー視点の本編外伝「鉄の紲」
 ・やりこみ要素と高難易度を兼ね備えたオリジナルストーリー「平和の石」「平和の石2」
 ・高難易度ステージの詰め合わせ「ぶーすとびぎなー」「ぶーすとまにあ」
です。当然原作のネタバレを多分に含むので、トゥルーエンド後にプレイしましょう。なお筆者は手をつけたはいいものの、どれもクリアできてません。皆さんのクリア報告を楽しみにしています。

全部の改造作品漁り切った!
上に挙げた作品をクリアした頃には、もう任意の改造作品をクリアできる腕前に到達しているでしょう。これで洞窟物語をやり尽くした――と思いきや、まだ洞窟物語を楽しむことができます。それは、「自作改造作品を作る」ということです。改造作品がたくさんあるということは、誰でも改造できる環境が整っているということですからね。
洞窟物語の改造ツールはたくさんありますが、Map管理とスクリプト編集ができる「Sue's workshop」がオススメです。ウィキが整備されており、英語文献も含めると膨大な資料があります。
ドット絵の置換やBGMの作成もできるので、やる気のある人は「ぼくのかんがえたさいきょうの洞窟物語」を作ってみては如何?

おわりに
このように、洞窟物語はシンプルなレトロ風ゲームでありながら、やろうと思えばとことん遊びつくすことができます。また、製作者のPixelさんは洞窟物語以外にも2Dドット絵ゲームを開発しており、HPで公開されています。STGもあるよ。
まだプレイしたことがない人は、ぜひ洞窟物語に触れてみてください。