比良山 口の深谷沢登り

2020-08-14
山行日:8月14日(日)
メンバー:fujiChan、リエサン
コースタイム;坊村車止めゲート6:55スタート ⇒
  7:25口の深谷開始地点7:55沢登り開始
  8:30初めの斜滝7m落ち口上 ⇒
  8:40廊下奥の7m滝少し戻って左岸から高巻き
    高巻きトラバース中に眼鏡を落とし元の廊下に戻る
    (懸垂下降2ピッチ)
    懸垂下降中、右岸から懸垂下降する2人組が見えた。
    皆高巻きに苦労しているようだ。
  10:20廊下左岸ザイルを出して登攀
  11:10形の良い8m垂直滝 ⇒ 12:00 13m滝(滝くぐり)
     右岩壁に沿ったガリーから巻く
  13:10CS滝6m(ザイルを出してザックを外して登攀)
   大岩と斜瀑の間を登る。ランニングビレーにフレンズ2本使用
  15:50 10m滝 ⇒ 岩潜りの滝10m16:40 ⇒
  17:10 15m滝(右岸ガリーから谷落ち口に
     右上して通じているバンドまでノーザイルで登る)
    バンド左下からザイルを出して滝出口まで登攀
    (滝落ち口左岩の割れ目に残置ハーケン2本が
       連打してあったが1本は引っ張ると直ぐに折れて外れた。)
       (その先からフレンズ2本セット)
  18:00滝登攀終了 ⇒ 21:15坊村(御殿山手前から夜間登山)

【感想】
3年前に時間切れで途中敗退(CS滝6mから1時間程先で右岸谷を登って御殿山登山道から下山)
今回はそのリベンジだったが、高巻き途中で枝に眼鏡を引っ掛け谷底に落としてしまう。
その結果、坊村迄の下山が晩9時過ぎになってしまった。
しかし、完全遡行は果たしたので目的は達成。
口の深谷は「吉岡章著 関西起点沢登り100」では、奥の深谷よりグレードが低く記載されているが、実際に登ってみるとグレードは逆に高い。30年前は大勢で初心者も連れて口の深谷を日帰りバスで行けた。その時は確実に奥の深谷よりグレードは低く高巻きに苦労などしなかった。最近、強烈化しつつある台風や大雨で急峻な谷が荒れて高巻きの難しい沢に変化したようにしか思えない。
特に廊下奥にある7m滝の高巻き、次に滝くぐりの13m滝の左岸高巻き、そして後半の岩くぐり10m滝も少し手間取った。最後にこの沢最大の15m滝は、滝落ち口からの樋(とい)状5m程の距離がツルツル岩上の水流で滝落ち口へ流されそう(30年前に比べ樋が深くなり更にツルツルになっているように見える)。
この沢は、高巻きコースが見えない時は、滝を登る方が良さそうだ。安全確保の為フレンズを2本持って来たが、それをフル活用した。フレンズを持って来ていなかったら怖くて登れず、今回も敗退している所であった。
今回の沢登りをYouTubeにアップしましたので参考に視聴して下さい。

タイトル;20200814口の深谷沢登り(mp4)
https://youtu.be/4kn0KhaAXIM