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難水溶性薬物の溶出性を改善する手法として、共結晶化が注目されています。しかし、共結晶化によって溶出性が改善しない場合も多く、その原因として、粒子表面における”極めて迅速な”フリー体析出が考えられています。今回紹介する論文では、Coformerの違いが粒子表面析出にどのように影響を与えるかを検討しています。

Coformerの異なるCarbamazepine共結晶を6つ作成し、粒子表面析出を詳細に検討しました。その結果、析出防止ポリマーの存在下ではCoformerによって粒子表面析出のパターンが大きくことなることが判明しました。今回の結果は、共結晶や製剤の設計に役立つ知見です。

とくにこの論文では、電子顕微鏡写真に注目です(Supplement Infomationに高解像度の写真があります。)。溶出最初期(< 10分)における粒子表面析出のパターンの違いが、極めて鮮明に捉えられています。これまで、溶出試験後に残存粒子を分析することはあっても(それですらほとんど行われていませんが。。。)、溶出最初期での分析は、ほとんど行われてこなかったのではないでしょうか?
その他、Coformerの溶解度との関連や、Odd-Even効果など、面白い発見が多々ありました。今回の論文は大作ですので、是非ご一読いただければありがたいです。

なお、この論文は、前回PCF-Jでポスター発表した学生さんが筆頭著者です。ものすごく多い実験..