１９の時の自転車旅行

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１９歳の時、私はこれからの人生どう生きていくか悩んでいた。そんな時、ある新聞に、高校中退し、自転車で世界一周をした少年の記事を読んだ時、とっさに自分もやってみたいと思い、留学前だったので、海外へ行くまでなくても、自分の好きな坂本龍馬の故郷高知にいってみようと、１０日間の自転車旅行に出かけた。寝袋も持っていき、すべて野宿で、１万円もかけず、１日２００キロぐらいは、走ったのではないか。怖かったのが、甲州街道を夜中高尾山を過ぎた先を上り坂のため自転車を押して進んでいたところ、電灯もいっさいなく、真っ暗。そんな中、レースをしているのか異常なスピードで何台もの車が私を過ぎていく、引かれるのではないか怖かった。もう一つ、雨が降っていて、それも山の中であったため、どこで、寝ようか迷っていた時、つぶれたホテルを見つけ、そこで、布団を引いて寝た。もちろん、電灯もなく、いつお化けが出るか怖かったのを今でも覚えている。怖い思い出だけでなく、途中走っていると、応援してくれる人や缶ジュースなどおごってくれる人もいた。なにか一生懸命やっていると、応援してくれる人もいるんだと実感した旅であった。今、とてもこんな旅はできないが、いつでも、なにかチャレンジしていく気持ちを大事に生きていきたいと常に思う。特に、自分が選んだ東洋医学と武道の道で、なにか人の為にできる人間になりたい。いつか国際ボランティアにもチャレンジしてみたい。若い人達にも、若いうちにしかできないことをどんどんやってもらいたいし、応援したい。