主な活動場所
横浜市鶴見区社会福祉協議会の
団体交流室

 真理50

2024-05-10

皆様、真理に精通しましょう。真理が貴方の未来を左右するからです。
「歴代誌第2」の次は「エズラ記」です。写字生であるエズラが記しました。写字生というのは聖書を正確に写本として書き写すことをする人です。神の言葉ですから、間違って書き写すことがないように厳格に決まりごとがありました。書の字数を数え、真ん中の字に違いはないかを調べたのです。ですから、聖書の原本は失われていますが、現代まで正確に書き写されてきたようです。原本はヘブライ語やアラム語だったと思いますが、これがギリシャ語に翻訳され、ラテン語に翻訳され、他の言語に翻訳され、今ではほとんどの言語に翻訳されて自国語で聖書が読めるようになっています。これも多くの写字生のおかげです。
そのエズラですが、祭司でもありました。ですから神の行事を心得ていたと思われます。エズラはバビロンからエルサレムに帰還して、当時のペルシャのダリウス王から支持を受けてエルサレムに来たわけです。エルサレムは崩壊していましたので、これを再建するには金銭的にも援助が必要だったでしょう。さらに70年ほど朽ち果てていた都市ですし、残りのイスラエル民もいたようです。周りには、エルサレムの再建を望まない人々もいました。このような環境で都市を再建するにはよほどの強い意志がなければできないでしょう。
エズラは祭司でもあったので、真の神の崇拝場所を元どおりにしたいという気持ちもあったと思われます。
そこに、現状が知らされます。なんと残っていたイスラエル民は異国の娘を自分や息子の妻にしており、神に不忠実なことをしていたようです。これに対してエズラは服を破り、悲しみ泣きながら神に祈ります。祭司として、神と人との仲介をする立場ですから、同胞のイスラエル民が行った不忠実なことは自分にも罪があると理解していました。そうしたエズラの姿を見て、当地のイスラエル人は深く反省したようです。そして、外国人の妻との関係をなくして去らせます。そして、それらの外国人を妻としていた人々の名前を記したのです。
我々も知らずに犯してしまう罪や、知っていてもこれぐらいのことは大丈夫だろうと軽い犯罪であればいいだろうと思うことがあります。例えば嘘をついたり、勘定をごまかしたりすることがあるかもしれません。そのような罪でも、神は不正を憎みますので、罪は罪であることを覚えているでしょう。神が罪を許されるのは、そうした罪を反省することによって可能になります。ですから、罪を犯して何も反省しないならば、神からその罪を償うようにされるでしょう。例えば、嘘をつけばその嘘つきに他の人が嘘をついてだまされるかもしれません。そのように世界は悪を行えば悪に仕返しされます。反対に善を行えば善が戻ってくるのです。これは神様に対しても同じですね。神に逆らえば不幸になり、神の言葉に従順に従えば幸福になるのです。聖書は神の言葉です。この聖書を読み、実践すれば幸福になるのです。