主な活動場所
八木原小学校

 5年生が田植えを行いました

2022-05-21
5月19日(木) 5年生の稲作体験の「田植え」が行われました

4月18日に種まきした苗が15~20cm位までに成長しています

お天気にも恵まれ田植え日和

自分達で代かきをして平らにした田んぼにいよいよ苗を植えていきます

麻縄を張って目印を付けた田んぼに子供達は横並びになり田植えがスタート

目印を着けて田植えをすることで株の間隔が揃い、稲にむらなく日が当たり、風通しも良くなり、除草作業の能率も上がるそうです

田んぼの感触を思いだしながら足を入れて子供達は左手に苗の束をしっかり持ちます

5本位ずつにしたら、親指・中指・人差し指で持ち、植える時に親指を離して丁寧に植えていきます

植える深さは5cm位

田んぼの土がへこんでいないか確認しながら植えていきます

苗は成長すると茎の数が増えるため、5本程だった苗も成長すると30〜40本もの稲になるそうです

たくさんの苗を同じ所に植えてしまうと養分が足りなくなり一株から収穫できるお米の量が減ってしまい、逆に1本づつだとうまく育たない苗もあるため、収穫の効率が悪くなるそうです

一列きれいに植え終わったら腰を上げ麻縄を前に進め前進します

足を取られないように 尻もちを付かないように 苗を植え進めます

植えている途中で苗がなくなると、畦から先生やボランティアさんが苗の束を投げて渡してくれます

友達同士で確認しながら丁寧に苗を植えていきます

広い田んぼを全て手で植えていた昔のことを思うと日本の農業を支えてきた人達のすごさを肌で感じられますね


順番を待つ子供達は一生懸命に田んぼを覗き込んで生き物に関心を寄せていました

おたまじゃくしや稲を枯らす害虫ウンカを退治してくれる益虫のアメンボ

田んぼでは掃除名人とも呼ばれているゲンゴロウ

水の流れがほとんどなく、日当たり良好で水深が浅く水温が高くなる水田特有の環境は、多くの生きもの達にとって高立地となるようです

こうした自然に触れることができるのも稲作体験の魅力ですね


植えたての苗は斜めになっていますが3日程でピンと立ってくるそうです

実りの時期に期待を寄せて達成感と満足感いっぱいの笑顔でボランティアさんにお礼を言ってその日の作業は終了

今回もたくさんのボランティアの皆さんとPTAの皆さんにご指導とご協力を頂きました

子供達の貴重な経験のためにご尽力頂き感謝致します