主な活動場所
八木原小学校

 3年生から6年生の書き初め練習会が行われました

2022-11-27
11月24日(木)3年生から6年生の書き初め練習会が行われ各学年の課題に取り組みました

書初め練習会には特別講師の内田先生をお迎えして、一時間目は4年生からスタートしました

体育館のコート半面に一斉に並んで自分の書くスペースに床を汚さないように新聞紙を敷き、新聞紙で作った作品挟み、事前に配布されたお手本、書初め用下敷き等、次々と自分たちで準備していきます

書初めに挑戦するのは今年で2回目の4年生

いよいよ練習会が始まり、内田先生から自己紹介があり、4年生も元気よく「宜しくお願いします」と挨拶をしていました

先生からホワイトボードの周りに集まるように言われると見える位置に素早く集まり、今年の課題である「ふじの山」について先生から質問をされました

「ふ」という平仮名はどんな形ですか?

4年生は元気よく手をあげて「△です」と答えていました

同様に全ての文字の形を次々と答える頼もしい姿が見られました

「ふじの山」は「ふ」は三角形「じ」は縦長 「の」は小さい丸 「山」は三角形の字形

書き始める前に全体の形を把握することができました

続いて一文字ずつ水書板(水を着けた筆で書くと墨で書いたかのように文字が浮かび上がる書道用の黒板のようなもの)に書いて、筆の運び方やポイントを解説して下さいました

それから学年を半分に分け、先生が実際に書く様子を間近に見学しました

書初め用紙は3~4枚ほどまとめて半分に折り、中心線を付けます

書初めをする時に大事なことは書く文字の中心と自分のおへそが正面に向かい合っていること

用紙の中心線と自分のおへそが向かい合うようにします

筆は上までしっかり墨をいれて先は程よく墨をきり、筆先を整えます

筆の後ろの紐が天井に向かうように筆は立てて使います

先生が書く「ふじの山」を見つめ思わず「上手いなぁ」「凄い」と声が漏れていました

最後に名前を「ふ」と「山」の間に自分たちの名前見本より、少し大きく間隔を開けて名前を書くようにとお話がありました

上履きを脱いでいよいよ自分たちで書き始めます

思い切りよく、潔く一画目に筆を運び書き始める子

周りの様子を伺いながら慎重に筆を運ぶ子

書きあがった作品に首を傾げる子

校長先生や教頭先生、担任の先生も身体の使い方や筆の持ち方等指導して下さいました

内田先生は一人一人回って朱墨汁を入れながらアドバイスを下さいました

「上手く書けないからと作品を丸めたりしないで、作品挟みの新聞に入れて大事にしてね。今日の一番いい作品は後で名前を書いて提出しますよ」と言われ一生懸命に取組みました

一時間程の練習会ですが最初の1枚目よりもどんどん上達して立派な「ふじの山」が出そろいました

4年生が仕上げに入る頃、今年初めて書初めに挑戦する3年生が体育館に入ってきました

初挑戦となる3年生はレジャーシートの上に新聞紙を敷き準備します

4年生は片付けをして先生に元気よくお礼をして体育館を後にしました

3年生の課題は「いけ花」「い」は横長「け」は縦長「花」は縦長の字形です

内田先生が見本を書くと綺麗な文字に感動した3年生からは拍手が起こりました

実際に自分達で書き始めてみると大きく文字を書けずに用紙の下が空いてしまって「あれ?」となる子もいましたが、書き進めると見事にバランスを整えていきました

手を黒く染めながら用紙に一生懸命に文字を書く姿が印象的でした

3年生が作品を提出すると、次は5年生が体育館に入ってきました

手際よく準備を終えると先生に元気よく挨拶をして指導が始まりました

5年生の課題は「友の便り」です「友」は三角「の」は小さい丸「便」は正方形「り」は縦長の字形です

漢字も画数も増え難しそうな課題ですが5年生ともなると立派な字を書く子がとても多かったのが印象的でした

見本を見ながら丁寧に書ける様子はとても頼もしく成長を感じます

そして最後は6年生、課題は「強い決意」「強」は縦長「い」は横長「決」は正方形「意」は縦長の字形

画数の多い漢字と難しい「さんずい」や止め/跳ね/はらい全ての要素が混在する難易度の高い課題です

それでも時間いっぱい果敢に挑み、太さのある力強い作品に仕上げていきます

先生から個別にご指導頂いた際は「ありがとうごさいます」と大きな声でしっかりとお礼が言えていたのもさすがでした

1時間という短い時間の中で子供達は真剣に課題に取組み、それぞれ今日の最高の1枚を提出しました

6年生は最後に体育館の床の掃除をしてくれていました

下級生の分の墨汚れも引き受ける頼もしく優しい6年生でした

冬休み書初め練習をする際は内田先生の丁寧なご指導を思い出して取組んでみて下さいね

最後になりましたがご指導下さいました内田先生ありがとうございました