主な活動場所
八木原小学校

 6年生が薬物乱用防止教室に参加しました

2023-07-06
7月5日(水) 6年生の薬物乱用防止教室が行われました。

麻薬や覚醒剤、大麻、危険ドラッグなどの10代や20代の若年層における乱用は深刻な問題となっています。

インターネット等では「大麻は害がない」「海外では大麻が合法化されているから安全」という誤った情報が広がっています。また、SNSを通じて薬物は思っている以上に身近なものになってきており、子供達も正しい知識を早くから学ぶことが必要になりました。

薬物の危険性を正しく理解し、薬物乱用を許さない社会を目指すため、薬物の有害性や依存性など正しい情報を知り、自分の身を守るため、薬物乱用防止指導員の方にお話を伺いました。

今回の教室では、説明の導入で本格的な手品を交えて子供達の興味を引いた上で薬物の説明を進めており、子供達が最後まで集中して話を聞いていた姿が印象的でした。

薬物の種類は主に覚せい剤・大麻・MDMA・危険ドラッグなどかあります。

「乱用」と聞くと何回も使用するようなイメージがありますが、1回でも使用すると「乱用」と言います。

ダイエットや元気になる、早いタイムを出すなど記録を残す目的に使用するのも「乱用」と言います。

薬物は1回の使用だけでも急性中毒で死んでしまうこともある程、危険なものです。

脳が萎縮し幻覚や幻聴や感情のコントロールが出来なくなるなど、肉体的にも精神的にも様々な問題が起こります。

耐性がついて効果を感じられなくなると、使用量を増やし、やめたくてもやめられなくなってしまいます。

治ったようにみえても、フラッシュバックを起こし突然元の状態に戻ってしまいます。

DVD視聴では、実際に薬物を使用した人が正常ではない様子を映したニュース映像や、危険ドラッグを使用したマウスの実験デモンストレーションを観ました。

薬物乱用で失うものは健康・成長・人生・未来などあげればきりがない程。そのリスクは大きく、それは若年層であればなおのことです。

代表生徒が実際に薬物を勧められた時はどう断るか、ロールプレイングで擬似体験をし、皆で学習しました。

タバコの害についても学びました。

授業をうけての子供達の感想は…

◇わかりやすい説明でためになった。
◇面白いところもあって覚えられた。
◇いままで知らなかったことを楽しく学べた。
◇薬物を使うと、大変なことになることがわかった。
◇薬物にいろいろな種類があることが学べた。

など、楽しみながら薬物に関する知識を学べた様子でした。

近年は薬物の影響による被害妄想で無差別に人に襲いかかるといった痛ましい事件や、薬物購入資金を得るための様々な犯罪が引き起こされているのが現状です。

知識のない若年層をターゲットに、インターネットやSNSなど保護者や学校の目の届かない方法で言葉巧みに警戒心を薄れさせながらアプローチしてくることがあります。

好奇心や遊びのつもりでも、一度使ってしまえば自分だけでなく、家族や友人など周りの人たちも不幸にします。

皆様のご家庭におかれても、子供達が今回の教室を通して学んだことをもとに、薬物に関する知識や意識を共有して頂けたらと思います。