自治会活動 0003

2025-08-04
「高野原夏まつり2025 ― 地域の力、笑顔に映る」

8月3日、いよいよ高野原夏まつりの幕開けです!夏の陽ざしの中で、テントが立ち上がり、模擬店の看板が掲げられ始めた。 焼きそば250円、焼き鳥400円――この数字に込められたのは、価格以上の「地域への思いやり」。 赤シャツ隊の手際よい設営の様子に、「今日も高野原は元気だ」と思わず笑みがこぼれる。

そして、開幕の一声! 開会式です。まつりの始まりを告げる開会式は、自治会清水副会長の司会のもと、自治会を代表する住谷会長の挨拶からスタートした。 静かな午後の空気に、地域を想う言葉がゆったりと広がっていく。 「今年も、みなさんの力でこの日が迎えられました」――そんな声が、準備の汗と参加者の期待をつなげていた。

午後4時10分。模擬店が一斉にオープン。赤シャツ隊の出番! 鉄板の上では焼きそばが湯気を上げ、串に刺された焼き鳥がジュウジュウと焼かれる音が響く。 ポップコーンの香ばしい香り、手動式かき氷機のシャリシャリという音…。 それぞれのブースに宿るのは、地域の誇りとおもてなしの心だ。

食べて、遊んで、笑って…だけじゃない。高野原の夏まつりには「備え」がある。 消防車の展示、消防団の制服姿、そして子どもたちへの体験試乗。 ヘルメットを手渡される小さな手、ノズルを握る真剣なまなざし。 その場には、親御さんたちの優しいまなざしと消防団を筆頭に地域を守る覚悟があった。

続いては、ハッピをまとった子どもたちが登場。子ども神輿だ! 「ワッショイ! ワッショイ!」と元気いっぱいに声を張り上げながら、会場を2周。 小さな肩に担がれた神輿は、軽やかに、そして誇らしげに進んでいく。 その笑顔と熱気に、周囲の大人たちの頬も思わず緩んだ。
こどもと笑顔が主役の場も盛りだくさん!ブルーシートの上で、笑い声がはじける。 目隠しをした小さな挑戦者が、パパの声を頼りに“スイカ”に向かってバットを振る。 ヨーヨー釣りのカラフルな水面、黄シャツ隊のバルーンアートに子供の笑顔―― 子どもたちが主役となるこの空間には、安心とわくわくが溢れていた。

模擬店の前の広場、ステージ前には木板ベンチとカラーケースの即席休憩所。 食事をしながら談笑する人々の姿に、この夏まつりのすべてが凝縮されているように思えた。 祭りとは、“準備する人”と“楽しむ人”がひとつになって育てるもの。 高野原の空の下、確かにその瞬間が生まれていた。そして、晴れやかな風が吹いた!

模擬店が賑わう一方で、ステージではカラオケ大会が始まった。 子どもから高齢者まで、30名近くがエントリーし、自慢ののどを披露。 演歌、子供の歌、ポップソング――世代を超えた音楽の花が咲き乱れた。 拍手と笑顔のやりとりが、まつりのもう一つの魅力となった。

空が夕闇に染まる頃、最後のイベント「お楽しみ抽選会」が始まった。 呼ばれた番号に一喜一憂する笑顔、景品を手にする歓声。 当たった人も外れた人も、それぞれの想いを胸にこの一日を締めくくった。 きっと、子どもたちの記憶にも残るだろう―― 大人になってふと故郷を思い出すとき、この夏まつりがひとつの「心の風景」になっていたら嬉しい限りだ。

【あとがき】
今回のブログでは、スタッフの皆さんにスポットを当ててみました。「つながり」「備え」「にぎわい」「学び」を、写真と言葉で可視化できたかなと思います。撮影した一枚一枚には、皆さんの熱とやさしさが映っています。 来年もまた、あのベンチに笑顔が並ぶように、つながりを記録に、そして記録がつながりに、この記録が来年への小さな種になればと思います。皆さん、ご参加頂きありがとうございました。そして、お疲れ様でした。