「がんばって」にありがとう
2016-04-17
「熊本地震」で避難生活をしています。
14日に発生した「前震」と呼ばれる地震では
モノが散乱した程度で済んだのですが
15日未明の「本震」は日常を一変させるものでした。



遠くから地面を掘り起こすような震動が走ってきて
床下を揺らしながら長い轟音を立てて行きました。
一家三人、着の身着のまま、取るものも取り敢えず飛び出して
20キロ離れた祖母宅近くの病院の駐車場で車中泊でした。

最初の地震の夜、やっぱり気になって
取り壊し中の旧県民百貨店の近くを通りました。
遠目からですが無事のように見えました。
(壊れているのに無事って変ですね)
先月には、作業員の方を乗せたまま重機が転落する事故が起きています。
この地震が、昼間の解体作業中ではなかったことがせめてもの救い。


避難1日目の朝。
素晴らしい青空なのに…

余震が収まることはなく
これから雨と風が強まるとのことで
今夜は病院のご厚意で
祖母とともに病院内の仮の避難所に身を寄せています。

ご高齢の方を中心に約100名の方々と初めての避難生活。
学ぶことがたくさんです。


トイレの扉に、誰かの思いやり。

遅くに読んだ新聞では
突然家族を亡くした方の張り裂けるような悲しみに
涙が止まりませんでした。

部屋の奥にあるテレビのニュースが伝えているのは
私たちの熊本城や阿蘇神社の変わり果てた姿、
友人のいる益城町の惨状、そして全国の皆さんからの温かいメッセージ。

私の手元にも地震発生直後から
メール、お電話などで
励ましのお言葉をいただいています。

「がんばって」という言葉を使うのを嫌う風潮がありますが
素直に、一番に、本当に伝わってくるのは
遠くにいても同じ青春を過ごした仲間からの「がんばって」というエール。

無理をせず、一日一日を修正しながら
日常を取り戻そうと思います。

避難して2日目の朝がはじまりました。

「がんばって」という言葉をくれたあなたに、ありがとう。

最後になりましたが、
この度の地震でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。
また、被災された皆様にお見舞い申し上げつつ
ご自身も大変な中、お店を営業してくれた方や
ボランティアで支えてくださっている皆様に感謝をこめて
一日も早く元気な熊本になりますように。

がんばろう。