主な活動場所
川崎市立苅宿小学校図書室

 5・6月の活動報告と黒板装飾

2023-06-16
慌ただしい新学期のスタートから、あっという間に季節は進み、早いものでもう6月ですね。
約2か月ぶりのヨムヨムブログになります。
5月は装飾変更と定例会が月末近くになってしまったこともあり、6月分にまとめて紹介させていただきます。

5月の黒板装飾は、毎年この時期恒例の、梅雨がテーマの装飾でした。

しかし、本格的な雨の季節の到来を待たないままに6月の装飾変更が来てしまい…
今現在は七夕模様に彩られています。

華やかな天の川、そしてきらきら輝く星が本当にメルヘンチックで素敵。
ところどころ朝顔もお目見えして、夏の気配を感じますね。

さて、星と言えば…普段ヨムヨムがお世話になっている絵本について。
それこそ巷には、星の数ほどの絵本がありますよね。
筆者が読みに入る際には、大抵図書館で選定するのですが、限られたスペースでも目眩がするほどの蔵書があって、毎回選ぶのに四苦八苦しています。

そこで今回の定例会では、朝読みの本選びについて、ベテランメンバーさんを中心にヒアリングしてみました。
朝読みに適した本を、ヨムヨムメンバーは一体どうやって選んでいるのか?
本日はそんなテーマで、進めてみたいと思います。

ヒアリングの中で、その時期に合ったお話を選ぶという声は、結構たくさん聞かれました。
例えば今なら、梅雨のはなし。傘のはなし。カエルのはなし。
季節感のある内容だと、情景がリアルに想像できて、お話が体感的に入りやすくなるということもあり。
まずは検索エンジンで、季節のキーワードを入れて、探してみるようです。

次に、読むタイミングに合わせたムードの本かどうかを見ている、とのこと。
特にヨムヨムは朝読み活動なので、子どもたちが眠くなってしまいそうな話は避け、なるべくエネルギッシュでパワーがみなぎったり、楽しい気持ちを盛り上げるような本を意図的に選んでいる方が多かったです。

そして一番大切な条件として、「読みにかかる時間」があります。
朝読み活動にもらえる時間は、授業開始前のほんの10分。
毎回きっちり、この時間内に収めないとなりません。
ペアの方がいた場合は、その方との時間配分もありますし、この条件が結構難しいです。
しかもこればかりは、実践あるのみ。実際に読んでみないと、なかなか読みにかかる時間は掴めません。
なので、毎回をあたりを付けたものを一通り読み、分数を測り、きっちり時間内にハマる本を探しています。

ちなみにヨムヨムでは、同じ本を同じ児童に読み聞かせることをなるべく避けられるように、過去に読んだすべての朝読み本を、独自にデータベース化してまとめています。
その学年の入学年度で、過去に何の本を読んだかが、この一覧で瞬時にわかるのです。

せっかくなら、毎回新しい本を楽しんでほしい。
そんな先輩メンバーさんの配慮から始まったこの仕組みですが、逆に言うと、このリストは他の学年で読んだ「おすすめ本」の宝庫でもあります。
リストには読みにかかった時間も載せてあるので、候補本を探す作業にもとても役に立つ。
筆者もこのデータベースをフル活用しながら、毎回本を選んでいます。

それ以外にも、本屋さんやネットで頻繁に新作をチェックしたり、読んで良かった本やおすすめ本を定例会で紹介しあうなど……
メンバーの皆さんは、日々情報交換にも努力されています。

このような、読みの影の努力の面も知っていただきたいなと思い、今回はすこし裏側の部分を紹介させていただきました!
興味深く読んでいただましたでしょうか?

日々気温も高くなってきています。
どうぞ健康にくれぐれも留意して、お過ごしください。