主な活動場所
川崎市立苅宿小学校図書室

 2024年2月の活動報告&黒板装飾

2024-02-04
冬真っ只中の2月初旬ですが、いかがお過ごしでしょうか。
節分も終わり、暦の上では立春。その名のとおり、すこし暖かい風が吹き、花粉の気配もやってきたな…と感じたその矢先、
翌日は寒風が吹きすさび、気を抜くと体の芯まで冷え切ってしまう。
寒さはまだ、どっかりと厳しく居座っています。

しかし街を歩くと、あちらこちらで梅の花が開いているさまも、見かけるようになってきました。
筆者の家の玄関先に置いてある大小の鉢植えも、つぼみをちらほらつけ始め、決して多くはないですが、1つ、また1つと花開き始めてきています。
春は、きっともうすぐそこまで来ている。長い冬も、あと少しですね。


ヨムヨムでは、この春にふさわしい、おめでたいニュースがひとつ、あります。
じつはなんと。ヨムヨムの読みメンバーのおひとりである佐藤さんとその3人の娘さんによって作られた絵本が
第19回「家やまちの絵本」コンクールにて
国土交通大臣賞を受賞しました。

これを受け、苅宿小学校では、さっそく図書室の一角にコーナーを作って、こんな風に紹介をしています。
子どもたちもヨムヨムメンバーも、皆興味深くこの本を手に取っていますよ。


筆者もさっそくわが子と一緒に読んでみました!
個人的な感想になりますが、読んでみて、こんな風に感じました!

まず、絵がとってもかわいくて、色遣いがほんとうにきれい。
その中で、実在の街の情景に触れられ、子どもと共に「きっとあそこのことだろうな」と感じることが出来たのが、とても嬉しかったです。
そして、この温かい苅宿小学校学区の街なら、絵本に出てきたような奇跡も、きっと起こるに違いない!と強く感じることができ、
改めて「自分たちはこの街がだいすきなんだ」ということに、気がつくことが出来ました。
読み終わった後は「家族っていいな。この街っていいな。そしていずれ、みんなみんなが仲良しの世界になったらいいな。」
そんな風に思わせてくれる、とても素敵なお話です。

わが子も、読み終わった後はにっこり笑いながらも目をウルウルさせて、いいね、かりやどいいねって、何度もつぶやいていました。

作品は、このURLで読むことが出来ます。

そして、この作品が出来た経緯も、地域ニュースでこのように紹介されています。

ぜひ、みなさんにも、子どもたちにも、この素敵な絵本と創作秘話を読んでもらって、
自分の家族や住んでいるところの素晴らしさ、人と街との絆の大切さを、感じてもらいたいなと思います。

さて。人と街との絆と言えば、大きな被害をもたらした、石川能登大震災から1か月がたちましたね。
最近の報道を見るにつけ、住民の方の街への思いや住民同士の絆みたいなものを強く強く感じます。
彼の地の復興と再出発は決して容易なことではないながらも…そこにいた人々のぬくもりを感じる限り、断ち切れない、離れがたい、取り戻したい思いがそこにある。
切なるその心を、感じずにはいられません。
そして、寒い寒いその地で日々を何とか過ごしている子どもたちのことも、案じずにはいられません。

どうか一日も早く、穏やかな心を取り戻すことができるよう、微力ながらも祈り続けていきたいと思います。

来月は、いよいよヨムヨムの年度末。執行部の交代や、今年1年の総括などを、お届けできたらと思います。
今月の黒板装飾は、ココロオドルバレンタインとなっております💛