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 日本の医療と保険制度

2021-06-19
厚労省資料の「あはき」医療費      橋本利治
 日本の医療はどのようになっているのでしょうか、厚労省の資料を見てみるとH30年の統計では総医療費による3兆4千億円です。
そのうち鍼灸マッサージが占める割合は1千150億円、柔整師が占める割合は3千300億円で、総医療費に対する比率では0.27% 柔整は0.76%になります。この統計から見ると伝統医療の占める割合は合わせて約1%になります。厚労省はこの1%に対して削減する方針です。(見かけは不正請求防止ですが)
では1%について検証してみましょう


厚労省は鍼灸マッサージの医療類似行為を否定しているわけではないとしています、しかし医療ではなく類似行為とすることから見ても明らかに医療ではないと断定しています。
この1%については統計では実数として挙げられる健康保険上の統計であり実態の統計とは乖離していることを述べておきます、とりあえずこの1%のデータを分析してみましょう。

国民から代替医療がどのように支持されているのか もし支持されているのであれば国を挙げてその方向に舵を切らねばなりません。しかし国は「保険財政を守る」という政策により削減しています。  現状では1%以上に増えることはないでしょう、しかし、わたしたちに国民の支持が得られるなら国の削減政策に歯止めをかけられるのではないかと考えています。

では次の資料(第4表診療別にみた国民医療費)を見てみましょう。
まず代替医療の実態を把握しなければなりません、無資格者(療術など)、自費施術などは統計には出てきません、そこで医道の日本誌2005年9月号でアンケートをとり発表したことがあります。
医道の日本743号P138によると、国民に広く鍼灸医療を利用してもらうためには「今鍼灸界は何をしなければならないか。鍼灸医療の利用率と鍼灸医療の市場規模」
矢野忠、石崎直人、川喜田健司、丹澤章八以上の鍼灸界のレジェンドが将来のためにかかれています。

一般社団法人鍼灸マッサージ師会:https://hoshinren.jp/