北八ヶ岳　縞枯山・茶臼山

日程：2025年7月27日（日）
行程：山頂駅→坪庭→縞枯山→茶臼山→麦草峠（約３時間）
天気：晴れのち曇り時々雨
参加者：6名

関東も梅雨明けし猛暑が続く中、涼を求めて北八ヶ岳に行ってきました。

北八ヶ岳ロープウェイバス停で３人が合流し、さらにロープウェイの山頂駅で前日入りした３人が合流。合計６人での山行です。
まずは坪庭を通り、縞枯山方面へ進みます。
ここ数日は毎日のように夏の上昇気流により雷雨になっているということで、雨の心配からか早めのペースでスタート。日帰り組の３人はおしゃべりしながらもサクサク進みますが、前日入りの３人はすでに３時間ほど歩いたせいか前日の疲れのせいか、少々遅れ気味。
雨池峠までは歩きやすい木道でしたが、雨池峠を縞枯山方面へ進むと本格的な登山道となりました。岩だらけの道の左右には針葉樹の森が広がり、岩や地面を苔が覆っています。八ヶ岳は日本有数の苔の森で、500種類以上の苔が確認されているとのことです。

縞枯山（2,403m）
ここは眺望がないので、すぐに縞枯山展望台へ。
展望台の手前で突然、立ち枯れた木々が現れました。調べるとこれは「縞枯現象」といい、等高線方向に帯状に樹木が集団枯死する現象で、遠くから見ると立枯れた樹木の幹が白い縞のように見えるとのこと。貴重な森林生態系で保護林に指定されています。

縞枯山展望台はゴロゴロした大きな岩が積み重なった上にありました。
ストックをしまい両手を使って登ります。こういう岩場、私は好きです。
上空には青空も見えますが雲が広がり、遠くの山は見渡せませんでしたが、麓の町は明るく晴れているようです。臼田宇宙空間観測所の大型パラボラアンテナも見えます。
展望台を下りたところでパラパラと雨が降り出しました。それ程強くないですが雨具を装着し、茶臼山を目指します。

茶臼山（2,384ｍ）
ここも縞枯山と同じく木々に囲まれているので早々に茶臼山展望台へ。
茶臼山展望台は、晴れていれば南八ヶ岳や南アルプス、中央アルプスから北アルプスまで見渡せるようですが、雲は消えてくれません。ですが雨は上がったのでここでお昼休憩をとりました。

休憩後、歩き出そうとしたタイミングでまたポツポツと雨が。強くならないことを願いながら麦草峠へ。
昨日の大雨のせいかぬかるんだ道も多かったですが、水分を含んだ苔が鮮やかに輝いています。雨や霧が多いからこそこのような苔むした森になるのでしょう。

茶臼山展望台から１時間ほどで麦草峠に到着。雨が降ったり止んだりと不安定なので、予定していた白駒池には行かず、本日の山行はここまでとし、麦草ヒュッテのカフェでバスの時間までゆっくり過ごしました。

北八ヶ岳、とてもいいところでした。今回行けなかった白駒池にもいつか行ってみたいです。
Ｓさん、企画ありがとうございました。参加されたみなさんも楽しい時間をありがとうございました。