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 ゴッホと静物画展@SOMPO美術館(2023.12.17)

2023-12-17
<概要>
展  示:ゴッホと静物画
鑑賞日:2023年12月17日
場  所:SOMPO美術館
参加者:9名

<評価>
混み具合  辛い/1・2・3・④・5/快適
作品の数 少ない/1・2・③・4・5/多い
面 白 さ   退屈/1・2・3・④・5/面白い

ゴッホの静物画25展を展示、目玉は「アイリス」と「ひまわり」

<構成>
1 伝統 17世紀から19世紀
2 花の静物画
3 革新 19世紀から20世紀

<レビュー>
ゴッホのアイリスとひまわりがメインで、他は同時代の画家の作品ばかりの構成?と思っていたら、ゴッホの作品が25点(ひまわり含む)と多めの展示があり、嬉しい誤算。
ゴッホの静物画をあまり目にしたことがないのですが、静物画は絵の修行だとゴッホは思っていたそうで、かなり基本に沿った描き方と、色の研究という形で試行錯誤している雰囲気が感じられます。
ゴッホが描いた「ヴィーナスのトルソー」(油彩)があり、独学で基本的な絵のデッサンの研究もしていたのだなと新鮮な発見がありました。
ゴッホの静物画は、同時代の画家の作品と比べると下手ではないのですが上手くもない・・
マネの「白いシャクヤクとその他の花のある静物」とゴッホの「カーネーションをいけた花瓶」が並んで展示ありましたが、こう並べられるとゴッホの拙さが比較されてしまう感じで、ゴッホの絵は売れないかなと感じたしだい。
「アイリス」と「ひまわり」も並べて展示ありましたが、どちらもあまり感動せず。かつては「ひまわり」の生々しさに感動した記憶がありますが、慣れてしまったのか感性が鈍ってきたのか、感じるものが乏しくなってしまいました。

<今回の一品(お気に入り)>
皿と玉ねぎのある静物
入院から退院した時に描いたタイミングだったためか色使いが鮮やかで、皿や本の配置にも落ち着きを感じます