主な活動場所
愛知県大府市内の公共施設
(おもに東山公民館ですが、たまに変更あります)

 おおぶ将棋クラブ・日本将棋連盟大府支部の紹介記事が掲載されました。

2025-09-16
※本記事は、日本将棋連盟愛知県支部連合会会報の2025年9月号に掲載された支部紹介記事の転載です。

 大府市は名古屋市・豊明市の南、刈谷市の西、東海市の東側に位置する人口10万人弱の市です。大府支部は、2019年(令和元年)4月に地域クラブとして立ち上げられた「おおぶ将棋クラブ」の有志メンバーで構成されています。
 支部発足の矢先、緊急事態宣言で4月・5月の活動ができなくなる悪条件に見舞われましたが、2020年6月以降は、2025年現在にいたるまで年間50回(毎週)の例会を休まず続けています。将棋を通じスポーツマンシップを大切にした地域交流の場を提供したいという考えのもと、いまは近隣の市内外から40名ほどのクラブ会員が参加してくれています。例会は道場形式で、開催時間中、会員はいつでも入退室自由、事前の出欠連絡も不要です。
 例会は棋力差に応じて駒落ちハンデをつける会員総当たりの「段級戦」と、ハンデなし平手戦「レーティング戦」の、ふたつの独立した公式棋戦を軸に運営しています。駒落ち将棋の得意な人・駒落ちは苦手でも平手では強い人など個性が出るのが面白いところです。段級戦の成績により段位・級位を認定し、レーティング戦の結果は段級位と関係なくレーティング点数をつけて会員内で共有・フィードバックしています。
 入会希望者のなかには駒の動かし方・禁じ手・王手と詰みの違いなど対局に必要な知識が身についてない入門段階の方もみえますので、希望される方には例会とは別にマンツーマンの入門講座で対局ができるようになるまでのサポートも実施しています。
 支部主催の大会は運営負担が大きいことから今まで実施してきませんでしたが、状況が変わりました。卓球の世界で大会運営システムのパイオニアであるP4match社に本支部が依頼・協力する形で将棋大会運営システムの開発が進み、2025年7月にリリースの運びとなりました。大会の登録・告知・申込み・受付・参加費の決済・大会当日の手合/順位づけ等が自動化され運営が画期的に楽になるだけでなく、参加者としても実力の拮抗した対戦が楽しめる「リアル版将棋ウォーズ」とも呼べる仕組みです。うまく活用することで初級・中級レベルの方でも安心して大会に参加できるようになる可能性を秘めていると期待しており、大府支部も活用を始めています。システム利用料はかかりますが、大会参加費が無料ならシステム利用料も0円なので、支部だけでなく会社や学校の部活動でも手軽に利用できるシステムとなっています。興味ある支部・団体の運営者には、ぜひ活用を検討いただければと思います。(https://p4match.com/index.php

2024年9月の棋士派遣ミニ講座・指導対局会のひとコマ